大阪市立大学大学院医学研究科 脳神経外科学教室
研修体験記
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研修体験記:大学院

T.Uさん

 大学院について
 私が大学院に進学したのは、平成20年4月で、医師7年目の春からになります。他科と比べると少し遅めの学年での進学であるかもしれません。当初は大学院進学といっても、私にとっては長い医師生活の中での漠然とした目標の一つであり、特に専攻したいテーマがあるわけではありませんでした。
 大学院への進学により、その間の手術の経験が減ることを危惧する意見がありますが、私の場合は、以前の赴任地で、短期間ではありますが、術者としての経験をさせて頂いた事と、一方で、苦い経験もさせて頂いた事から、今一度、勉強が必要であることを痛感しておりましたので、さほど気にはなりませんでした。
 大学院1年目は、医局方針により、関連病院での勤務となりました。上半期は、脳神経外科専門医試験を控えていたため、試験に向けた配慮をして頂き、無事に専門医試験に合格することができました。その後10月からの半年間は、手術を含めた臨床での生活を送らせて頂きました。大学院2年目の春からの一年は、関連病院での週一回の非常勤勤務と、当直で生活をしのぎながら、大学院生らしい研究生活を送りました。研究テーマは、脳磁図、MRI、PETといった機能画像となりました。これらの研究から得られた知見は、glioma surgeryや、functional neurosurgeryの領域に応用できるものであり、臨床とも深く関わる分野でもあることから、大変、興味を持って取り組むことができました。じっくり腰をすえて勉強ができるのが大学院の利点と思っていますが、座りすぎてお尻が痛くなり、手術室が恋しくなることもしばしばありました。大学院3年目からは、再び関連病院で勤務しながら、大学院の研究を続けています。大学院を無事に卒業しなければならないという焦りも出てきました。卒業後は、専門分野をある程度にまで絞り、臨床や手術の勉強もする予定です。