当科で取り扱っている主な脳腫瘍、および脊髄腫瘍
(小児から成人、高齢者の、すべての種類の良性および悪性脳腫瘍)
神経膠腫、上衣腫、乏突起星細胞腫、髄芽腫
- 神経膠腫(グリオーマ)と総称され、成人大脳に発生する星細胞腫(アストロサイトーマ)が代表的腫瘍です。
- 星細胞腫は、脳組織の神経細胞(グリア細胞)から発生する腫瘍で、脳浸潤度により悪性度が異なります。
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成人脳腫瘍では、比較的頻度の高い腫瘍です。好発年齢は25-49歳とされています。約3割は前頭葉に発生し、残りは側頭葉、頭頂葉、後頭葉の順番です。
- 治療方針
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画像診断で神経膠腫が疑われた場合には、腫瘍を可能な限り摘出あるいは部分摘出します。腫瘍発生部位により、手術摘出度が異なります。摘出した腫瘍を組織解析し、腫瘍悪性度を決定します。
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腫瘍悪性度に従い、術後放射線治療あるいは化学療法を組み合わせて治療計画を立てます。放射線治療は、放射線治療専門医と相談の上で計画します。