大阪市立大学大学院医学研究科 脳神経外科学教室
特徴
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特徴

 当脳神経外科では、平成12年の大学改編により大学院医学研究科脳神経外科学・脳神経病態学に組織されました。 我が国の高度先端医療を担う特定機能病院として、将来を見据えた安全で質の高い医療を目指しています。

最先端の診断技術と、IT技術を駆使した手術支援システム

イメージ写真  診断分野では、従来のCTおよびMRI検査に加えて、脳PET検査脳磁図3次元回転デジタル血管撮影あるいは 24時間連続脳波モニタリング装置などを駆使して、迅速かつ緻密な診断を行っています。 正しい術前診断は正しい治療戦略の大前提であり、放射線科の神経放射線部門と密に連携をとって、短期間で確実な治療計画を立てています。  治療分野においては、専門治療班ごとに治療を担当しています。当脳神経外科の手術は、術後感染症を限りなく0%に近づけるために、 クリーンルーム(濾過された空気が循環する特殊手術室)で行われます。手術は、経験と勘に頼った20世紀型治療に改良・発展を加え、 IT技術を駆使した手術支援システムを用いた高度な危機管理の下に行われています。最先端手術室は、まさにIT技術の結晶です。 手術支援システムとは、NASAにより開発されたナビゲーション手術支援システム内視鏡手術支援システム、脳電気生理手術支援システム、 超音波手術支援システムなどからなり、従来では手術できなかった疾患も、安全に手術できるようになりました。

“切らずに治す治療”−患者さまに合った最適な治療を選択

 “切らずに治す治療”を行っていることも当脳神経外科の特徴です。“切らずに治す”治療には、脳腫瘍等を切らずに治す定位的放射線治療、血管に入れたカテーテルから脳動脈瘤等を切らず治す血管内治療、脳腫瘍を薬で治す化学療法などがあります。 当科ではこのような“切らずに治す治療”を早くから取り入れ、脳・脊髄疾患の集学的治療を行っています。“切る”だけが我々脳神経外科の治療手段ではなく、 個々の患者さまに合った最適な治療を選択しています。術後・治療後は、関連部門(集中治療部、救急部、病理部、リハビリテーション部など)との連携を基に早期回復を目指します。

さらに安全かつ高度な医療の実現を目指して

 教育分野では、将来の医療を担える人材を養成するために卒前・卒後教育に重点を置いています。当科および関連施設での脳神経外科専門医合格率は、 全国平均が約60%程度に比べて、例年ほぼ100%を維持しています。単なる医療技術の習得に終わることなく、患者さまとご家族の目線に合わせた考えができるように教育しています。 脳神経外科専門研修では、年次ごとに到達目標を掲げ、脳神経外科全般にわたる総合研修を行っています。
 研究分野では、現在の医療レベルに満足することなく、さらに安全かつ高度な医療実現を目指して脳神経外科研究を行っています。 主な研究分野は、神経機能診断および神経再生医療です。ともに次代の医療には欠かせない新しい分野で、研究費補助金(文部科学省、日本学術振興会など)の交付を受け精力的に行っています。