コンピュータ関連の予備知識

バイナリ【binary】

 元々「2進数の」という意味の英語である。コンピュータが、本来「0」と「1」の2文字しか表現できない(解釈もできない)ため、コンピュータが読み取ることのできるデータ形式のことをバイナリまたはバイナリ形式と呼ぶ。また、バイナリ形式で表現されているデータやファイルを、それぞれバイナリデータやバイナリファイルと呼ぶ。  コンピュータはデータを処理するために、全ての情報を2進数に変換しているので、コンピュータが解釈するために用意されたデータは全てバイナリ形式となっている。バイナリファイルの主なものには、音声ファイルや画像ファイル、実行形式のプログラムファイル、圧縮ファイルなどがある。バイナリデータは、人間が読んでも、意味を解釈することはきわめて困難である。テキストはテキストエディタで表示・編集することができるが、バイナリデータはテキストエディタでは開くことができない。このため、テキストでないデータ形式のデータをバイナリデータと総称している場合も多い。

インタプリタ【interpreter】

 元々「通訳者」という意味の英語である。コンピューターでプログラムを実行する方法の1つ。ソースコードを1命令ずつ解釈して実行するプログラムを指す。プログラミング言語で書かれたソースコードを、機械語プログラム(オブジェクトプログラム)に解釈・変換しながら処理・実行する。

コンパイル【compile】

 コンパイルとは、プログラミング言語で書かれたコンピュータプログラム(ソースコード)を解析し、コンピュータが直接実行可能な形式のプログラム(オブジェクトコード)に変換(翻訳)すること。そのためのソフトウェアをコンパイラ(compiler)という。

インタープリタ方式とコンパイル方式

 プログラミング言語はコンピュータが直接理解できる言葉ではないため、何らかの方法で機械の言葉に変換しなければ実行できない。変換するタイミングによって、インタープリタ方式とコンパイル方式の2つの型に分類できる。

*Javaはコンパイル方式の言語であるが、インタプリタ方式とコンパイル方式の中間的な要素を持っている。

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