シークエンシングエラー(perror)は、下記の式に基づいて、クオリティスコア(Q)に変換されて記載される。
Q=-10log10perror
Qは、数値ではなく、文字で記述されている。Qを数値に変換するには、その文字・記号のASCIIコードから33を引く計算を行う。
Q=(ASCIIコード)-33
たとえば、Qの対応するASCIIコードが?の場合、63-33=30となる。
これをさらに、perrorに変換するには、
perror= 10-Q/10= 10-3 = 0.001となる。
つまり、0.1%の確率でエラーとなっていることを示している。
二進数に対応した文字のこと。たとえば、0はNUL、32はSPCに対応する。32までは2文字以上であるが、33から126までは1文字で表記されるため、クオリティを表現する数字の代わりに、対応する文字列で表す。33が!、47が/で、48が0、57が9、65〜90までが大文字のアルファベット、97〜122が小文字のアルファベットになっている。
33-47 | ! " # $ % & ' ( ) * + , - . / |
48-57 | 0 〜 9 |
58-64 | : ; < = > ? @ |
65-90 | A 〜 Z |
91-96 | [ \ ] ^ _ ` |
97-122 | a 〜 z |
123-126 | { | } ~ |