すてーじ
金子教授
大阪市立大学大学院医学研究科細菌学 教授
金子 幸弘  (かねこ ゆきひろ)

プロフィール

職位 大阪市立大学大学院医学研究科細菌学 教授
国立感染症研究所真菌部 客員研究員
資格 医師、日本内科学会認定医
学位 学士(医学)長崎大学、博士(医学)長崎大学
所属学会 日本内科学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、日本呼吸器学会、日本結核病学会、日本医真菌学会、日本細菌学会、日本環境感染学会、日本臨床微生物学会、日本バイオフィルム学会、緑膿菌感染症研究会、米国微生物学会
委員等 緑膿菌感染症研究会運営委員、日本バイオフィルム学会評議員、大阪市結核評価解析検討会委員、藤井寺市結核治療評価検討会委員、バイオセーフティー委員長、基礎研究データ管理委員会委員長、医学部教務委員会副委員長、全学共通教務委員会委員、4研究センター連携協議会議長
趣味 読書 美術鑑賞 水泳
抱負 【 教育 】
学生からは、しばしば苦手な領域といわれておりますので、まず楽しんでもらえることを目指します。 細菌学を通じて、学ぶことの楽しさを知ってもらいたいと考えています。
「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(論語雍也第六より)です。

【 研究 】
真理の探究というアカデミックな領域と医療に還元できる実質的な領域、双方のバランスを重視し、また、双方の橋渡しを目指します。(具体的な研究内容は後述)

学歴

1991年4月 長崎大学医学部医学科 入学
1997年3月 長崎大学医学部医学科 卒業
1997年3月 学士(医学) 長崎大学
1997年5月 医師免許(医籍登録)
1999年4月 長崎大学大学院医学研究科博士課程内科系専攻入学
2002年6月 米国アイオワ大学留学(2ヶ月)
2003年8月 長崎大学大学院医学研究科博士課程内科系専攻修了
2003年8月 博士(医学) 長崎大学 博(医)

職歴

1997年4月〜1998年1月 長崎大学医学部附属病院 第二内科 臨床研修医
1998年2月〜1998年7月 日赤長崎原爆病院勤務 臨床研修医
1998年8月〜1999年1月 国立長崎中央病院勤務 臨床研修医
1999年2月〜1999年3月 長崎大学医学部附属病院 第二内科 臨床研修医
2003年4月〜2003年6月 長崎大学医学部附属病院 第二内科 医員
2003年6月〜2004年8月 長崎県立成人病センター多良見病院非常勤内科医師
2004年9月〜2005年10月 米国アイオワ大学 博士後研究員
2005年11月〜2007年8月 米国ワシントン大学 博士後研究員(ラボの移動に伴う)
2007年9月〜2010年3月 国立感染症研究所 生物活性物質部 研究員
2010年4月〜2013年3月 同 主任研究官
2013年4月〜2014年3月 現在国立感染症研究所 真菌部(部名変更に伴う)主任研究官
2014年4月〜 現職

研究費

【科学研究費補助金】
1. 若手研究(B) 難治性のバイオフィルム関連感染症に対する新しい治療法の開発
  研究代表者 (H20〜H21年度)
2. 若手研究(B) シクロオキシゲナーゼ阻害剤の抗真菌薬抵抗性誘導メカニズムの解明
  研究代表者 (H24〜H26年度)
3. 基盤研究(C) 抗菌物質ハンティング〜多剤耐性菌を打ち破る新奇抗菌物質の獲得〜
  研究分担者 (H26〜H28年度)
4. 基盤研究(C)  高まん延多剤耐性結核菌株のゲノム解析による高病原因子の探索
  研究分担者 (H27〜H29年度)
5. 基盤研究(C) 難診断深在性真菌症の早期診断法の開発
  研究分担者 (H28〜H30年度)
6. 基盤研究(C)  薬剤耐性アシネトバクターのゲノム疫学解析による耐性機構の解明
  研究代表者 (H29〜H31年度)
7. 基盤研究(C) 続・抗菌物質ハンティング〜蔓延する多剤耐性菌を駆逐する新規抗菌物質の開発〜
  研究分担者 (H29〜H31年度)

【厚生労働科学研究費補助金】
1. 新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業
  地域流行型真菌症の疫学調査、診断治療法の開発に関する研究
  研究分担者 (H23〜H25年度)
2. 新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発研究事業
  酵母様真菌感染症の病原性解明と疫学・診断法・制御法の研究
  研究分担者 (H26〜H28年度)

【AMED】
1. 平成29年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業
  薬剤耐性菌対策に資する診断法・治療法等の開発研究
  研究分担者 (H29〜H31年度)

【その他の助成金】
1. ヒューマンサイエンス振興財団 政策創薬研究事業政策創薬
  日和見感染症の予防・早期診断・治療法の開発に向けた基礎的研究
  研究代表者 (H20〜H22年度)
2. 武田科学振興財団 医学系研究奨励 医学系基礎
  病原因子の抑制による感染症の制御
  研究代表者 (H22年度)
3. ファイザーアカデミックコントリビューション
  研究代表者 (H26〜29年度)

受賞歴

1. 第43回緑膿菌感染症研究会において「緑膿菌バイオフィルムに対するガリウム(Ga)の
  作用についての検討」で第5回みのるメモリアル受賞 2009年2月
2. 真菌症フォーラム第11回学術集会において
  「ストレス応答阻害によるCandida albicansの抗真菌薬耐性の制御」で優秀賞受賞 2010年3月
3. 第54回日本医真菌学会総会において「抗真菌薬投与下におけるCandidaバイオフィルムにおける
  キチン合成・分解酵素遺伝子発現調節」で優秀演題賞受賞 2010年10月
4. 第59回日本化学療法学会学術集会において「Candida albicansのbiofilmに対する
  抗真菌薬の拮抗作用に関連したHsp90関連ストレス応答に関する検討(第58回総会(一般演題))」で
  第8回奨励賞受賞 2011年6月
5. 真菌症フォーラム第13回学術集会において「アゾール薬との併用薬の探索」で優秀賞受賞 2012年2月
6. 第56回日本医真菌学会総会において「COX阻害剤によるCandida albicansの抗真菌薬感受性変化と
  排出ポンプ発現誘導」で優秀演題賞受賞 2012年11月
7. 日本医真菌学会奨励賞 2015年

研究内容

【研究テーマ】
「難治性感染症の病態解明と制御」
難治性感染症の病態解明と治療を主要テーマとして、細菌側の因子のみならず、免疫などの宿主因子の理解による新しい治療戦略の開発を目指してきました。
また、大阪市大の位置する大阪市は、結核の高蔓延地域であり、結核菌対策にも今後力を入れたいと考えています。
1. 結核対策
2. バイオフィルムの病態解明と克服
3. 緑膿菌の病原因子制御
4. カンジダの治療抵抗性解明とその制御
5. 感染症治療薬の開発
6. 院内感染制御

教育活動

1. 医学部医学科「基礎医学研究推進コース」、「細菌・真菌感染症コース」、「ウイルス感染症コース」
2. 全学教育「環境と健康」
3. 1〜6回生のチューター
4. 卒後教育
  臨床感染制御部が主催しているInfection Lecture at OCU Hospital & Affiliates(ILOHA)の講師を担当
5. Infection Research Summit(長崎大学中央検査部主催)での研究指導支援
6. 長崎大学非常勤講師

アウトリーチ活動

・バイキンズ®ワールド2015 サイエンスアゴラへの出展企画(2015年11月14〜15日)
・バイキンズ®ワールド2016 サイエンスアゴラへの出展企画(2016年11月5〜6日)
・メディカルキッズセミナー(2015年〜)
・大阪中学生サマーセミナー(2017年)

商標登録

バイキンズ®(登録5855506号)

その他の活動

1. 細菌学セミナー:毎週金曜日17:00〜 教授室
2. 感染制御カンファランス(臨床感染制御部主催)への参加
3. 感染症科学研究センター運営委員

業績

英文論文46編(うち原著41編、総説1編、症例4編)
和文論文62編(うち原著6編、総説28編、著書16編、症例4編、報告書8編)
国際学会25(うちシンポジウム2)
国内学会174(うちシンポジウム13)

主要論文

  1. Sato K, Oinuma K, Niki M, Yamagoe S, Miyazaki Y, Asai K, Yamada K, Hirata K, Kaneko Y, Kakeya H. Identification of a novel Rhizopus-specific antigen by screening with a signal sequence trap and evaluation as a possible diagnostic marker of mucormycosis. Med Mycol. 2017 Feb 11. doi: 10.1093/mmy/myw146. [Epub ahead of print], 2017.
  2. Oinuma K, Suzuki M, Sato K, Nakaie K, Niki M, Takizawa E, Niki M, Shibayama K, Yamada K, Kakeya H, Kaneko Y. Genome sequence of an Acinetobacter baumannii strain carrying three acquired carbapenemase genes. Genome Announc. 4(6). pii: e01290-16, 2016.
  3. Ueno K, Kinjo Y, Okubo Y, Aki K, Urai M, Kaneko Y, Shimizu K, Wang DN, Okawara A, Nara T, Ohkouchi K, Mizuguchi Y, Kawamoto S, Kamei K, Ohno H, Niki Y, Shibuya K, Miyazaki Y. Dendritic Cell-Based Immunization Ameliorates Pulmonary Infection with Highly Virulent Cryptococcus gattii. Infect Immun. 83(4):1577-1586, 2015.
  4. Urai M, Kaneko Y, Niki M, Inoue M, Tanabe K, Umeyama T, Fukazawa H, Ohno H, Miyazaki Y. Potent drugs that attenuate anti-Candida albicans activity of fluconazole and their possible mechanisms of action. J Infect Chemother. 20(10):612-615, 2014.
  5. Kaneko Y, Fukazawa H, Ohno H, Miyazaki Y. Combinatory effect of fluconazole and FDA-approved drugs against Candida albicans. J Infect Chemother. 19(6):1141-5, 2013.
  6. Kaneko Y, Miyagawa S, Takeda O, Hakariya M, Matsumoto S, Ohno H, Miyazaki Y. Real-time microscopic observation of Candida biofilm development and effects due to micafungin and fluconazole. Antimicrob Agents Chemother. 57(5):2226-30, 2013.
  7. Kaneko Y, Obata Y, Nishino T, Kakeya H, Miyazaki Y, Hayasaka T, Setou M, Furusu A, Kohno S. Imaging mass spectrometry analysis reveals an altered lipid distribution pattern in the tubular areas of hyper-IgA murine kidneys. Exp Mol Pathol. 91(2):614-21, 2011.
  8. Kaneko Y, Ohno H, Kohno S, Miyazaki Y. Micafungin alters the expression of genes related to cell wall integrity in Candida albicans biofilms. Jpn J Infect Dis. 63(5):355-7, 2010.
  9. Kaneko Y, Ohno H, Fukazawa H, Murakami Y, Imamura Y, Kohno S, Miyazaki Y. Anti-Candida-biofilm activity of micafungin is attenuated by voriconazole but restored by pharmacological inhibition of Hsp90-related stress responses. Med Mycol. 48(4):606-12, 2010.
  10. Kaneko Y, Ohno H, Imamura Y, Kohno S, Miyazaki Y. The effects of an hsp90 inhibitor on the paradoxical effect. Jpn J Infect Dis. 62(5):392-3, 2009.
  11. Kaneko Y, Thoendel M, Olakanmi O, Britigan BE, Singh PK. The transition metal gallium disrupts Pseudomonas aeruginosa iron metabolism and has antimicrobial and antibiofilm activity. J Clin Invest. 117(4):877-88, 2007.
  12. Kaneko Y, Yanagihara K, Miyazaki Y, Tsukamoto K, Hirakata Y, Tomono K, Kadota J, Tashiro T, Murata I, Kohno S. Effects of DQ-113, a new quinolone, against methicillin- and vancomycin-resistant Staphylococcus aureus-caused hematogenous pulmonary infections in mice. Antimicrob Agents Chemother. 47(12):3694-8, 2003.
  13. Kaneko Y, Yanagihara K, Seki M, Kuroki M, Miyazaki Y, Hirakata Y, Mukae H, Tomono K, Kadota J, Kohno S. Clarithromycin inhibits overproduction of muc5ac core protein in murine model of diffuse panbronchiolitis. Am J Physiol Lung Cell Mol Physiol. 285(4):L847-53, 2003.
  14. Kaneko Y, Yanagihara K, Miyazaki Y, Hirakata Y, Mukae H, Tomono K, Okada Y, Kadota J, Kohno S. Overproduction of MUC5AC core protein in patients with diffuse panbronchiolitis. Respiration. 70(5):475-8, 2003.
  15. Kaneko Y, Yanagihara K, Kuroki M, Ohi H, Kakeya H, Miyazaki Y, Higashiyama Y, Hirakata Y, Tomono K, Kadota J, Kohno S. Effects of parenterally administered ciprofloxacin in a murine model of pulmonary Pseudomonas aeruginosa infection mimicking ventilator-associated pneumonia. Chemotherapy. 47(6):421-9, 2001.
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