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心臓血管外科学
- Cardiovascular Surgery

基本情報

学域名 臓器基幹病態外科学講座 心臓血管外科学
(英語表記)Cardiovascular Surgery
代表者 顔写真
教授

柴田 利彦
- Toshihiko Shibata
場所 学舎 9階
連絡先 TEL:06-6645-3980
MAIL:shibata@msic.med.osaka-cu.ac.jp
ホームページ http://osaka-cu-surg2.jp/ link
概要  心臓血管外科学の母体は旧第二外科の研究班として誕生しました。第二外科は昭和26年(1951年)に初代教授 白羽弥右衛門先生により開設されました。胸部外科(心臓血管・肺)も始められ、昭和35年より心臓手術にも取り組まれました。昭和40年代初頭に日本中で巻き起こった大学紛争により大学病院で十分な診療ができなくなり、心臓手術は昭和58年まで中断しておりました。臼井典彦講師により昭和59年より再開し、平成2年からは末廣茂文講師に引き継がれました。
 平成12年には循環器外科学として科目が誕生しました。平成15年からは末廣茂文先生が教授となり、平成26年には心臓血管外科学と名称変更されました。平成27年からは柴田利彦が心臓血管外科学教授として担当しています。
 現在は成人心臓血管外科の研究・診療に当たっています。年間200例以上の心大血管手術を行い僧帽弁形成術は成功率99%を誇っています。小切開による低侵襲手術にも積極的に取り組んでいます。

教育方針

学部教育

  • M2の解剖学、M4では心臓、大血管、末梢血管の授業を担当しています。単に教科書に書いてある知識を伝授するだけでは不十分であり、解剖・生理学に基づく循環動態のメカニズムを理解することに重点を置いています。M5ではbed side learningにおいて、術前評価・計画、手術、術後管理などを一貫して体験し、さらなる知識の向上に努めています。

臨床教育(研修医の育成)

  • 日本外科学会の専門医制度では、心臓血管外科は必修項目の一つであり、外科医を目指す人は必ず経験しなければなりません。大阪市立大学外科学全体として、外科専門医を育成するプロジェクトを確立しています。
  • 心臓血管外科の基礎的な技術の習得はもちろんのこと先端外科治療を体験する場として大学病院は位置づけ、関連病院と連携して幅広い経験ができるようにしています。心臓血管外科専門医取得やステントグラフト実施医・指導医取得など、必要な資格を取れるように育成しています。

研究指導

  • 大学院進学により、基礎的実験や臨床的観察・介入調査などを通じて博士(医学)の取得を目指します。また、論文博士として学位取得も可能であり、臨床研究指導にも力を注いでいます。

研究について

概要

  • Academic Surgeonという言葉があります。手術だけやっているのではなく、学会発表や論文を通じてその成果を発表し、学術的な面からも外科を究めていくということが求められています。専門医・指導医取得には学会発表や論文発表の実績も必要になります。
  • とくに、卒後10年間の若いうちにこのような学術的活動のノウハウを身につけておくこが肝要です。若い頃に学術活動の基礎を作っておくことが将来役に立つと考えています。学術的活動に対するモチベーションや姿勢を身につけるには大学院に進学して勉強することが確実な近道といえます。基礎医学分野との協力体制のみならず、工学部との連携など幅広い研究活動ができるようにしています。

教室を代表する業績

業績

  • 1:人工心肺による体外循環に関する研究
    凝固線溶系、炎症系(サイトカイン、補体など)、臨床パラメーターを用いて体外循環における生体反応をみる。
  • 2:冠動脈バイパスグラフトの病理学的変化に関する研究
  • 3:心筋保護法に関する研究
  • 4:3D技術を用いた診断方法や手術支援方法の開発
  • 5:僧帽弁形成術の手技開発(手術器械、術中計測法の開発)
  • 6:低侵襲心臓手術の技術向上への取り組み
  • 7:病理学的変化からみた弁膜症病変の発生メカニズムの解明
  • 8:よりよい周術期管理方法の開発

主な研究内容

現在の主な研究テーマ

  • 僧帽弁形成術の手技開発(手術器械、術中計測法の開発)
概要  弁膜症手術は従来人工弁置換術が主流でしたが、僧帽弁閉鎖不全症に対しては自己弁を修復する弁形成術が注目されています。弁形成術を完遂するための手術方法として人工腱索再建法を主として行ってきました。その周辺技術の開発および手術器械の開発を手がけています。
  • 人工心肺による体外循環に関する研究
概要  人工心肺装置による血液体外循環は、血液と異物(人工心肺回路)との接触により様々な生体反応を惹起し、これが術後合併症を引き起こす一因にもなります。そこで凝固線溶系や炎症系(サイトカイン、補体など)を測定するとともに臨床パラメーターがどのように変化するかを長年研究してきました。
 ヘパリンコーティング回路の比較、抗凝固剤の影響、吸引血の影響などを検討し、その成果は多くの英文雑誌に掲載されました。
 今後は、拍動流体外循環の再評価などの研究にもとりくみます。
  • 3D技術を用いた診断方法や手術支援方法の開発
概要  最近では小さな創部から操作を行う弁膜症手術が行われるようになってきましたが、より安全に手術を行うために3D画像を応用した診断・測定技術の開発にも取り組んでいます。
 小切開手術用の手術器械の開発にも着手しています。

臨床への取り組み

 安全で確実な心臓血管手術を確立することが最も大事な使命です。そのためには、手術方法の改良・開発が必要であり、このコンセプトを大事にして一貫して臨床活動に取り組んできました。現在は年間200例以上の心臓大血管手術を行っています。

1:僧帽弁形成術
 僧帽弁閉鎖不全症に対して人工弁を使わず、自分の弁を修復して治療します。高度な技術と経験が必要となりますが、成功率99%と全国屈指の成績をあげています。人工腱索を多用した手術方法を手がけており、その普及にも力を注いでいます。

2:低侵襲手術
(1)小開胸心臓手術
  大きな傷をつけずに数センチの創で肋間から心臓にアプローチします。
  弁膜症手術、冠動脈バイパス手術へ応用しています
(2)ステントグラフト治療
  開胸・開腹することなく、大動脈瘤の治療を行います。
(3)経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
  最近開発された方法で、カテーテルに内挿された人工弁を大動脈に植え込みます。  
  人工心肺や心停止を用いずに治療ができます。2016年1月より開始しました。

( → 病院の診療科 http://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/departments/18-shinzou.shtml link

スタッフ

教授 柴田利彦
准教授 細野光治
講師 村上貴志、阪口正則
病院講師 森崎晃正

講座一覧

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