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研修医・専攻医の育成

卒後を見据えて医学部を選ぶ
 医学部生は6年次の2月の初旬頃に行われる医師国家試験への合格を目指して日夜勉強に励んでいます。
 当医学部生(現役)の医師国家試験合格率は、平成27年 97.6%、平成26年98.8%と、優れた成績を残しておりますが、この高い合格率は、医学部の教育・研修プログラムが優れていることを証明してくれていると言えます。
 しかし、医師としての学びは、医師免許を取得してからが本番です。2年間の初期臨床研修、その後の専攻医としての後期臨床研修、さらにはサブスペシャルティや指導医を目指した研修の日々が続くことになります。
 この医師になってからの研修(卒後研修)は、通い慣れ、共に学んできた友人や先輩が居る場所の方が、やはり安心なのではないでしょうか?
 当医学部・医学部附属病院には、卒後のキャリアパスが自由自在に描け、着実に歩める研修環境があります。今、進学先の医学部を選んでいる医師を志す皆様、是非「卒後」を見据えて、当医学部にいらしてください。

大阪市立大学医学部附属病院の研修の場としての魅力

大都市の中核病院として高度な医療を提供する医学部附属病院は、医師としての皆様の成長を力強く後押しします。
  • 病床数900床以上、大都市の拠点病院ならではの症例数
  • 36の診療科、20を超える中央部門など、多様な職場での研修が可能 (平成28年1月現在)
  • 各種拠点病院として機能しているため専門性の高い症例を学ぶことができる
  • 最先端の高度な医療設備が充実
  • 医療研修用人体シミュレーションを多数揃えたスキルスシミュレーションセンターを設置
  • 公立大学附属病院ならではの自治体病院や地域の医療機関との連携
  • 職場のサポートを受けながら進学が可能な大学院
  • 天王寺駅から徒歩10分以内、院内病児保育施設なども充実した働きやすい環境

キャリアパスと教育

  以下は、医学部卒業後(医師免許取得後)のキャリアパスの概念図です。
医学部医学科のカリキュラムの基本編成概略図
※2017年から始まる新専門医制度を前提としています。
※途中で大学院に進学する場合は、4年間の大学院(博士課程)が入ります。

研修医・専攻医育成の方針

医学部建学の精神である「智仁勇」の体現と、以下の様な自覚と行動力を持つ医師を育てることを目標としております。
  • 全人的医療の実践
  • エビデンスに基づく医療の実践
  • 地域医療への貢献
  • プロフェッショナルとしての職務の全う

初期臨床研修

  • プライマリ・ケアを十分に学ぶ
  • 各科3ヶ月以上の研修を組み合わせ、最大11ヶ月間に渡る診療科での選択研修
 初期臨床研修制度では、プライマリ・ケアを十分に学び、基本的診療能力を身につけるとともに、医師としての人格を涵養することを重視しており、当医学部附属病院では、全人的医療と高度先進医療を融合させた初期臨床研修プログラムを用意しています。
 1年目は基本研修(内科・救急)、選択必修科目(外科・精神科・産婦人科・小児科・麻酔科)でプライマリ・ケアに重点を置きます。
 2年目は必修研修(地域保健医療)、選択必修科目(外科・精神科・産婦人科・小児科・麻酔科)を行うほか、アドバンスト・コースとして特定の診療科で専門性、高度先進性を重視したプログラムを実践しますが、ここで最大11ヶ月間の選択期間があることが特長です。原則として、各診療科で最低3ヶ月間の研修期間が確保され、じっくりと研修できるようになりました。すなわち決められたパターンに無理やりはめ込まれるのではなく、バイキングスタイルで好きなプログラムを自分で組み立てていくことが可能になっています。
 また、2年目の地域医療研修においては、青森県や北海道での研修が選択可能です。さらにスキルスシミュレーションセンターにおいて、8項目の侵襲的な手技を研修医に対して義務化講習として実施しています。
※初期臨床研修に関する詳細は、卒後臨床研修センターのホームページでもご案内しています。 

後期臨床研修(専門研修プログラム)

  • チームで学び、チームで育てる医局システム
    ・病棟回診、ベッドサイドラーニング
    ・医局カンファレンス
  • 指導医や上級医の監督・指導の下、担当医や主治医として患者を担当し、診療能力を養成
    ・診察、検査結果の確認
    ・治療計画の立案
  • 指導医や上級医が専門医取得をサポート
    ・症例報告
    ・学会発表
    ・論文発表
  • 他科との交流を通して、幅広い臨床的知見を習得。
    ・多科合同カンファレンス
  • 地域医療を支えながら臨床経験を蓄積
    ・関連病院での研修
    ・コメディカルと共に学ぶフォーラムや研究会
 2017年から始まる新専門医制度の導入により多少のシステムの変更があるかもしれませんが、当医学部附属病院での後期臨床研修は医局に所属して行われます。
 各医局とも、次代の医局を支える人材や関連病院の医療を支える人材の育成にはとても熱心で、研修医を暖かく迎え入れ、丁寧に育ててくれます。
 2017年から始まる新専門医制度では、日本専門医機構から認可された専門医研修プログラムに基いて後期臨床研修が進められますが、まずは内科、外科、小児科、産婦人科などの分野別の基本領域専門医の取得を目指します。
 基本領域専門医の取得の細かな条件は分野によって異なりますが、基本は経歴(症例経験数、症例報告、学会発表、論文発表など)、担当指導医の評価(診療技術、処置、手術など)、資格審査試験(筆記、口頭)などです。
 専門医取得を目指した研修は、十分な臨床経験と知識を有し、的確な判断力と技術を持って診療に従事できる医師であることを認めてもらうための研修ですが、これに対して当医学部附属病院の各医局は、各学会がモデルプランとして示す専門研修プログラムに則した研修プログラムを準備して専攻医を受け入れ、当該分野の専門医や指導医が、診療、症例報告、学会発表、論文発表など様々なシーンで、専攻医をサポートします。
 当医学部附属病院は、もとより大都市の中核医療施設として、相当の患者数を有しており、多様な専門外来も展開しているなど、症例経験を蓄積するには大変有利な研修施設です。また教育提携医療機関も多く、提携先の医療機関に赴任することで、大学病院とはまた異なる症例を担当することも可能になります。
 ※各医局の専門研修プログラムの内容や特色は、講座一覧の各臨床医学系講座のページや、そこに記載されている各講座の独自運営ホームページを御覧ください。