教育と研修

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大阪市立大学医学部附属病院 小児科・新生児科の濱﨑 考史教授からのメッセージ

学部教育

 平成29年3月31日に医学教育モデル・コア・カリキュラム(コアカリ)が改訂され、この改訂版コアカリでは「医学一般」に「ゲノム・染色体・遺伝子」が、「全身に及ぶ生理的変化,病態,診断,治療」に「遺伝医療・ゲノム医療」が取り入れられました。人類遺伝学の基礎内容が改訂されただけではなく、臨床遺伝学的内容が盛り込まれていることも特徴です。コアカリに取り上げられたということは、すべての大学が記載されている遺伝医学教育の内容を適切に教育することが求められることも意味していると考えられます。
 本学医学研究科では遺伝子制御学教室と発達小児医学教室が中心になって学部生に対する遺伝学の講義を立ち上げたという歴史があります。現在では分子病態学講座の徳永教授が学部生に遺伝医学の講義を提供されており、今年度には遺伝カウンセラーに協力を得ながら医学部生に対して遺伝カウンセリングのロールプレイ実習も予定しています。このように基礎遺伝学と臨床遺伝学の発展的垂直統合をはかることにより、現代の医師に必須の遺伝医学の講義を提供できるのではないかと考えています。

臨床遺伝専門医取得のための専門医研修

 臨床遺伝専門医取得のための専門医教育としては、大阪市立大学医学部附属病院は日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医研修施設として認められています。約10名の医師が研修中です。本院での遺伝相談外来、遺伝カウンセリングの見学、月1回の症例カンファレンスに参加し研修を行っておられます。本学附属病院で臨床遺伝専門医の育成と輩出を積極的に行っていきたいと考えています。

体験記

大学院生 堀田 純子(発達小児医学)

臨床遺伝学を猛勉強中の、私のある日の1日をご紹介します。

7:30 子どもを保育園に送ってから出勤
8:30 大学に到着
9:00 症例カンファレンスや抄読会、遺伝学の教科書の輪読会
10:30 勉強や外来、研究
12:30 お昼ご飯
14:00 遺伝カウンセリングの補助など
16:00 勉強や研究
17:00 退勤、子どものお迎えへ

 小児科医として診療を行うなかで、原因が分からない疾患を持ちながら色々と治療や日々の工夫を模索して頑張っておられる患者さんや、遺伝子が関与する疾患をお持ちの患者さんと関わる機会も多く、もっと何かできることはないかと考えていました。
最近ではがんだけではなく、様々な疾患に遺伝子が関与していることが明らかになりつつあり、遺伝や遺伝子について理解を深めることで更により良い医療を提供できるのではないかと思っています。
ぜひ一緒に勉強しましょう!