Welcome to the Nakajima Lab

Department of Immunology,

Osaka City University Graduate School of Medicine

大阪市立大学大学院 医学研究科 免疫制御学

 

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サイトカイン、増殖因子、接着分子などの細胞外シグナルはどのようにして細胞の生死や増殖分化という細胞運命を決定するのだろうか。わたしたちは、細胞外シグナルに対する細胞の応答のしくみを、細胞内シグナル伝達とくに遺伝子情報を制御するサイトカインシグナル伝達システムを明らかにすることで理解しようとしています。これらの解明を通じて、細胞の増殖、分化の仕組みをさらに深く理解するとともに、免疫系疾患や癌に対する制御の方策を探ることができると考えるからです。細胞外因子の刺激によって様々な細胞内シグナル伝達系が活性化されますが、その中でも最終的に遺伝子情報の質、量、持続というネットワークを制御する転写因子群の量や活性の制御の仕組みとシグナルによる転写自体の制御の仕組みを理解する研究を行っています。今後、免疫系における重要なテーマであるTH17細胞分化機序の解明や、シグナル異常と疾患との関連の研究も行います。従来の分子生物学的技法に加え、RNA干渉法、最新プロテオミクス技法による微量蛋白の同定技術などを積極的に用いて大胆かつ精緻に研究を進めます。生命科学、医科学研究において開拓者たらんと欲すひとびとが育てばと考えます。現在のところ助手2名、研究員1名、大学院生3名と以下のテーマを進めています。

最新の研究成果が、Molecular Cellの10/6/2006号に発表されました。大学院生の佐々木君が良い研究を行いました。

Spatiotemporal Regulation of c-Fos by ERK5 and the E3 Ubiquitin Ligase UBR1, and Its Bilogical Roleというタイトルです。

現在の主なテーマは

* 1)シグナルによるc-Fos/c-Jun転写因子の局在と安定性制御機序

* 2)シグナル伝達性転写因子STAT3による転写開始と転写伸長制御機序

* 3)AP-1制御に関わるユビキチンリガーゼUBR1の作用機序と欠損時の病態形成機序

* 4)IL-6とTGFbによるTAK1-NLK活性化経路の解明とNLKによる転写因子制御

* 5)IL-6とTGFbによるT細胞分化制御の分子機序 

現在、STAT3やAP-1転写因子を中心とした分子生物学を展開しています。

さらに自由な発想のもとに新たなサイエンスの方向を探る研究ができればと考えています。

若く元気がよく、とにかくいい研究をしたいという大学院生(素人大いに結構)募集します。研究生、留学生、ポスドク相談してください。

 

〒545-8585大阪市阿倍野区旭町1ー4ー3
大阪市立大学 大学院医学研究科 免疫制御学 中嶋 弘一
電話;06-6645-3900 (教授室)、06-6645-3901(研究室)、FAX; 06-6645-3902 
中嶋への問い合わせは、e-mailでどうぞ
E-mail: knakajima @med.osaka-cu.ac.jp

 

Last Updated 061122

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