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医局だより

2016年度

留学だより

病院講師 仲谷 慎也 (2016年5月現在)


 私は、2013年12月から2015年10月まで シアトルにあるワシントン大学腎臓病態教室にて研究生活を送っていました。

 シアトルは、アメリカ西海岸の都市で、カナダまで車で約2時間半の場所にあります。別名エメラルドシティとも呼ばれ、緑や湖など自然の多い町です。日本でもなじみの深いスターバックスの1号店や、マイクロソフトやアマゾンといった大企業の本社もあり、経済的にも豊かな都市です。気候も比較的穏やかで、日本と違い湿気が少ないので、夏場はクーラーをつけなくても快適でした。その反面10月頃から3月頃までは曇りや小雨の日がほとんどで、日照時間も短く、この時期は研究に没頭するのに最適な時期でした。

 ワシントン大学は1861年に設立された由緒ある大学です。ノーベル賞受賞者も輩出し、世界の大学ランキングでも常に上位に入る名門大学です。私の所属した研究室は、サウスレイクユニオンという湖に面した新しい研究棟で、非常に快適な環境でした。留学生活の当初は、なかなか慣れず日々戸惑ってばかりで、うまくコミュニケーションが図れず大変苦労しました。様々な勝手の違いから、研究も思うように進めることができず、はがゆい思いをした時もありましたが、周りの上司や同僚に恵まれたおかげで、最終的にはなんとかスムーズに仕事を進めることができました。

 留学中は、腎臓発生におけるインテグリンβ1の役割に関する研究に取り組みました。日本では手に入りにくいマウスや、最新の機器などが充実していて、留学の意味があったと感じています。また腎臓病理のカンファレンスにも参加し、月に一度は腎組織の勉強をできたことも、よい経験となりました。

 プライベートに関してですが、シアトルの人々は、休日やバカンスをきちんと取り、家族や友人と過ごす事をとても大切にしていると感じます。私も時々、近郊の街へ旅行に出かけたりして過ごしました。グランドキャニオン・アンテロープキャニオン・カナディアンロッキーなど、壮大な自然に感動したのも、留学ならではの良い思い出です。

 最後になりましたが、今回の留学についてお力添えを頂きました先生方に深く感謝申し上げます。