第53回日本痛風・尿酸核酸学会総会(2020年2月13日(木)、14日(金):北九州国際会議場)に参加しました。
当科からは、森克仁先生がアフタヌーンセミナーにおける発表、藏城雅文先生が一般演題座長および発表、吉田潮先生が一般演題発表を行いました。
藏城雅文先生の論文「Yogurt containing Lactobacillus gasseri PA-3 alleviates increases in serum uric acid concentration induced by purine ingestion: a randomized, double-blind, placebo-controlled study」が優秀論文賞を受賞しました。
第34回日本糖尿病合併症学会(9月27~28日、大阪国際会議場)に参加しました。教室からは「CDEJ療養指導セミナー/交流集会」のセッションにて絵本正憲が「チーム医療の本領発揮!透析予防をめざした糖尿病性腎臓病へのアプローチ」と題した講演を、ワークショップ(大血管障害3)にて森岡与明が口演発表(Δ5脂肪酸不飽和化酵素活性指標は2型糖尿病の動脈硬化合併症に関与する)を行いました。
このたび日本透析医学会の学会賞である木本賞を受賞させていただきました。受賞したのは、JAMA誌に掲載されたJ-DAVID試験の結果を報告した研究です。J-DAVID試験は、アルファカルシドール(経口の活性型ビタミンD)投与により心血管イベントが抑制されるという仮説を検証するランダム化比較試験(RCT)です。観察研究では活性型ビタミンD投与群は非投与群より総死亡や心血管死亡リスクが低いということが繰り返し報告されていたため、それを確認するために実施したRCTでした。しかし、結果は仮説を支持するものではありませんでした。
全文無料で読めますので、ここをクリックしてくださいJ-DAVIDの結果から、RCTと観察研究の結果が一致しないのはなぜか、観察研究のみで治療を推奨して大丈夫なのかなど、新たな課題を突き付けられることになりました。
さて、思い起こしますと、研究実施のためにJ-DAVID研究会を立ち上げたのが2007年。全国207の透析施設で1289症例をスクリーニングしていただき、108の施設から976症例が登録され、ランダム化することができました。各症例で48か月の追跡をしていただき、解析結果を発表したのが2017年6月のERA-EDTAとJSDTでした。論文を投稿しますと、プロトコールや統計解析計画書を英語で提出するように求められ、必死で翻訳しました。JAMAに投稿したところ、査読者よりもEditorから教育的なコメントを山のようにいただきまして、3回のリバイスを経てアクセプトとなり、2018年12月に論文が公開されました。約12年もかかったことになります。よく最後まで頑張れたものです。
時間の長さだけではありません。この種の研究ではデータの品質が問われます。その点、症例の追跡率は97.9%であり誇れる数字になりました。データ管理も高いレベルで実施されており、症例報告書の記載内容の問い合わせは9000件を超えましたが、それに対する回答率は100%です。最も重要なアウトカム情報の判定は、透析患者における循環器疾患について造詣の深い3人の専門家にお願いし、1回3時間のイベント評価委員会を合計18回開催していただきました。品質には胸を張れるものがあります。
このように、J-DAVID試験は全国の多くの透析施設の医師、メディカルスタッフ、CRC、データセンター、イベント評価委員会、独立データモニタリング委員会、統計解析担当者、研究助成いただいた日本腎臓財団、財団に寄付をいただいた企業さま、それに何よりこの研究に参加して自らの情報を提供いただきました大勢の透析患者さんのおかげで成し遂げられたものです。筆頭著者である私が受賞させていただいてはおりますが、決して一人では達成できなかった偉業であり、代表して受賞させていただける光栄を重く受け止めております。関係者各位、および応援いただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。
第64回日本透析医学会学術集会・総会(2019年6月28日(金)~30日(日):パシフィコ横浜)に参加しました。当教室からは、稲葉 雅章(ランチョン)、絵本 正憲(ランチョン)、庄司 哲雄(木本賞受賞講演、シンポジウム)、今西 康雄、森 克仁(ワークショップ)、仲谷 慎也(シンポジウム)、上殿 英記、中舎 璃乃が発表や座長などを行いました。
また当教室の関連病院である愛仁会井上病院(佐々木 けやき、宮部 美月、辻本 吉広)、仁真会白鷺病院(首藤 亜侑美、杉江 伸夫、宮脇 仁朗、乗峯 京子、奥野 仙二)、寿楽会大野記念病院(林 礼行)からも多数の発表を行いました。
来年の、第65回日本透析医学会学術集会・総会は当教室の稲葉 雅章が大会長を務めさせていただきます。2020年6月12日(金)~13日(日)に大阪国際会議場等にて、開催予定となっております。
The 18th Symposium (PP19) on Purine and Pyrimidine Metabolism in Manに参加しました。
2019年5月18日(土)~19(日)大阪市立大学医学部阿倍野キャンパスにて、The 18th Symposium (PP19) on Purine and Pyrimidine Metabolism in Manを稲葉雅章教授会長のもとに開催させていただきました。
2019年6月フランス・リヨン(International Agency of Research on Cancer)で開催されました。
The 18th Symposium (PP19) on Purine and Pyrimidine Metabolism in Manに参加しました。
当科からは、藏城雅文、吉田潮先生が、ポスター発表を行いました。
今年度は3名の先生方が新たに入局しました。