研修医教育はこれに引き続いて行われる専門領域の研修にあたって、きわめて重要な基盤となるものです。また、この目標は卒後の初期研修に留まらず、専門領域の研修、生涯研修に引き継がれていくものであり、また他の専門領域の医師との対診によって磨かれていくべきものです。基本的な診療の知識を得ると共に、緊急事態にもすばやく対応できる判断力を身につける一方で、患者を全人的に把握し、人間的な信頼関係を築くことを身につけるものです。
 基本的には大阪市立大学医学部附属病院における研修システムの一環としての研修となります。
 耳鼻咽喉科・頭頸部外科では4ヶ月の研修コース、8ヶ月の長期研修コースがあります。
 基本的診察手技、基本的外科手技、基本的検査、救急処置法、終末期医療、医療面接、チーム医療などの基本研修以外にも耳鼻咽喉科・頭頸部外科としての特徴をいかした研修を行います。特に、気管切開術などの気道確保術や様々な気管カニューレの理解はどの科においても重要な習得すべき記述・知識となります 。また、救急患者さんに多いめまいについても急性期の診断、治療を中心に学ぶことができます。
研修スケジュール
 
           
9時〜12時 病棟 エコー
手術
中耳炎 難聴
手術
腫瘍外来
12時〜17時 めまい外来
腫瘍外来
手術
教授回診
病棟 手術 補聴器
    抄読会
研究発表
  症例カンファレンス  


見学、入局説明について

見学希望者、入局説明希望者は耳鼻咽喉科医局までご連絡ください。
E-mail:jibika@med.osaka-cu.ac.jp
TEL:06-6645-3871 FAX: 06-6646-0515
見学は随時受け付けております。


専門医教育について

 耳鼻咽喉科では2年間研修を経たあと、4年間の専門医教育を行い、その後専門試験を受けます。それまでに日本耳鼻咽喉科学会にて定められた疾患について修得します。 以下のような基本的な手術手技、検査手技に関しては、専門医教育が終了するまでに修得してもらいます。



手術手技
口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術、扁桃周囲膿瘍切開術、喉頭微細術、気管切開術、鼻内内視鏡下手術、上顎洞・篩骨洞根本術、鼻外前頭洞手術、鼻骨骨折整復術、頚部リンパ節摘出術、外頚動脈結紮術、顎下腺摘出術(唾石症、顎下腺良性腫瘍)、耳下腺腫瘍摘出術(良性)、鼓膜切開術、鼓膜穿刺術、鼓膜チューブ挿入術
(以上はあくまで基本的手術です。これら以外にも同等の難易度の手術を修得します。)


検査手技
聴力検査、ティンパノメトリー、アブミ骨筋反射、内耳機能検査(SISIテストなど)、平衡機能検査、味覚・嗅覚検査、補聴器適合検査、超音波エコー、睡眠時無呼吸検査、アレルギー検査(誘発試験など)、鼻咽喉頭内視鏡検査