ホジキン病

ホジキン病(nodular lymphocyte predominance Hodgkin's lymphoma, NLPHL)


Single cell PCRなどの手法によりB細胞のクローナルな増殖であることが証明され、ホジキン病をホジキンリンパ腫と定義する。WHO分類ではRye分類のlymphocyte predominance(LP)を細胞形態、免疫形質より大きく二つに分けた。B細胞の形質を示すpopcornあるいはlymphocytic&histiocytic (L&H)細胞と呼ばれる細胞を伴ったものをNodular LPとし、典型的H・RS細胞を少数伴ったものをLymphocyte-rich classical Hodgkin lymphomaとした。

ホジキン病(NLPHL),免疫染色L26


ホジキンリンパ腫はClassical Hodgkin lymphoma(CHL)として、1)Mixed cellularity(MC), 2)Nodular sclerosis(NS), 3)Lymphocyte rich(LR), 4)Lymphocyte depletion(LD)の4型とnodular lymphocyte predominance Hodgikin lmyphoma(NLP)の計5型に分類される。NLPHLにおいてはCHLのHD細胞、RS細胞に特徴的なCD30、CD15の発現は通常認めない。またCHLでしばしば見られるEBウイルスの関与も認められない。REAL分類で提唱されたALCL Hodgkin’s likeはその後の研究によりHodgkinリンパ腫に近縁と考えられている。




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