MALTリンパ腫(Extranodal marginal zone B-cell lymphoma of mucosa-assciated lymphoid tissue) |
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6. リンパ球の異型度からWotherspoonらによるGrade分類が用いられる事が多く、Grade3以上の場合をリンパ腫としての異型とみなす.小型〜中型でくびれを呈するリンパ球である腫瘍細胞(centracyte-like cell:CLL細胞)が粘膜〜粘膜下層内に浸潤し、粘膜上皮腺管を破壊性に浸潤するlymphoepithelial lesion(LEL)が認められる.
Grade 記載(組織学的記載は割愛)
0正常
1慢性活動性胃炎
2リンパ濾胞を伴った慢性活動性胃炎
3恐らく反応性と考えられるリンパ球浸潤浸潤
4リンパ腫が疑われる固有層内の リンパ球浸潤
5低悪性度MALTリンパ腫
7. 除菌抵抗例または除菌後増悪例には遺伝子異常が高率に見られる。代表的なものにt(11;18)(q21;q21)があり、これは18q21領域にあるMLT(MALT lymphoma associated translocation gene)/MALT1が11q21にあるアポトーシス抑制遺伝子であるAPI2(apotosis inhibitor protein gene)とキメラ融合し、形成されたものであり、この遺伝子により腫瘍性増殖がもたらされる. |
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