3年目以後の後期研修の概要

 病棟担当医、教員間でスムーズな意見交換ができる関係が構築できるような研修システム
を目指しております。

 造血器疾患の診断に必要な知識を習得するためには各自が検査法を実施することができ、
その評価を行うことができることが求められます。例をあげると造血器疾患の診断に必須であ
る骨髄穿刺・生検手技が実践でき、かつ骨髄像、生検像を自ら評価することができることなど
です。骨髄穿刺・生検のみならず造血器疾患の診断に必要な検査を把握するために当初は
外来診療を研修の場とします。

 病棟では病棟担当医として入院患者の診療にあたってもらいます。初診症例のみならず再
発難治症例、高齢者、重篤な合併症を有する症例などに対しても主治医として治療計画を立
ていただきます。治療については全体カンファレンスで決定されるグループ医療体制を取って
います。従って、立てていただいた治療計画に対して各々の病棟担当医が有する最新血液学
に関する知識、EBMに基づいたグループ内ディスカッションを通して変更が加わる場合があり
ます。これらのディスカッションに必要な最新医療のみならずEBMに基づいた治療を実践でき
る知識、技能、臨床能力を身に付け、血液疾患の診断・治療の進歩に貢献していただきます。


 

 

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