JSPFAD

HTLV-I感染者コホート共同研究班への参加を通じた
成人T細胞白血病発症高危険度群の同定と発症予防に関する検討
Joint Study on Predisposing Factors of ATL Development
-JSPFAD-
JSPFDホームページ

 日本国内には120万人を超えるhuman T lymphotropic virus type I (HTLV-I)キャリ
アの方が存在し、今後5万人以上の成人T細胞白血病(adult T cell leukemia)の発症
が予想されています。このためキャリアの方の中でのATL発症予備軍=高危険度群を
見いだし、積極的に発症予防を試みることが非常に重要となります。当科ではHTLV-I感
染者コホート共同研究班(JSPFAD:文部科学省がん研究に関わる特定領域研究)への
参加を通じて、関西地域のHTLV-Iキャリアのコホート(成員が共通の暴露・経験・特性
を共有している集団を意味します)を構築し、臨床情報と種々の血液学的・免疫学的・ウ
イルス学的情報の解析によってATL発症の高危険度群を同定し、発症を予防する介入
試験(仮説に立てられた因子を除外したり、加えたりすることによって、疾病の発生に変
化がみられるかどうかを観察する研究を意味します)の基盤を整える研究に積極的に取
り組んでいます。

-JSPFADに参加ご希望される方へ-

大阪市立大学医学部附属病院血液内科での受付は終了いたしました。

現在は、JR大阪鉄道病院で実施しております。

JR大阪鉄道病院血液内科外来(代表 06-6628-2221・2222)に電話していただき、「血液内科のJSPFADに参加したい」と
申し出てください。担当者と相談いただき、受診日を予約して下さい。


JSPFAD担当責任医師高 起良先生
受付時間午前9時〜午前11時00分
・初診時、可能ならばかかりつけ医の紹介状をご用意下さい。
アンケートと血液検査(20mL)、経過観察として年1回の受診となります。
・JSPFADで検査する項目につきましては無料ですが、血液の状態をみるための一般採
血分(白血球数、白血球分画、赤血球数、ヘモグロビン値、血小板数等)につきましては
初診料、再診料含め、診察料が発生することをご了承下さい。

戻る