リハビリチーム




移植を受ける際にはクリーンルームに入室していただくことになります。クリーンルーム
は全て個室になっており、限られた活動範囲での生活になります。人間の身体は動かさ
ないとどんどん筋力や体力が低下していきます。また移植前処置の影響で倦怠感等の
症状が現れてくるとさらに低下します。
体力・筋力の維持と移植後体力の低下を予防し、社会復帰までの期間を短縮する目的
で、移植前からリハビリを取り入れています。

7階血液内科病棟では医師をはじめ看護師、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフなど
様々な職種で構成された移植サポートチームがあります。その中の1つとしてリハビリチ
ームが活動しています。
移植後に体力・筋力が大きく低下するために移植前からのリハビリを導入したり、リハビ
リの時間以外にも運動できるようサポートしています。退院が近付けば、退院後の生活
で必要な運動をリハビリスタッフと考え、体力面でのサポートを行っています。


@クリーンルーム入室前にリハビリ科の受診があり、理学療法士とリハビリを開始しま
す。
Aクリーンルーム入室中は約2週間に1回、リハビリ医師の診察があります。
担当理学療法士から運動内容の指導があります。理学療法士と一緒に運動をします。
リハビリの時間でない時も、自分で運動するように心がけてください。
BクリーンルームにはWii、東病棟にはエアロバイクが設置されていますが、主治医もし
くは理学療法士の許可がないと使用できません。使用が許可された方には『運動カード』
が渡されます。
C体調がすぐれない時には、一時的にリハビリを中止することができますが、無理のな
い程度に続けていくことが大切です。 

                                                    

移植後は合併症や発熱、痛みなどで体がしんどくなってくることもあります。
その時は無理をせず、体を休めることが第一ですが、1日中ベッドの上で寝ているだけ
ではなく、体調の許す範囲で起き上がってみたり、ベッドの上に座ってみたりしましょう。
その動作だけでも大幅な筋力低下を防ぐことができます。またベッド上で寝たままでもで
きる運動があります。できるだけ運動は、続けるようにしましょう。
移植後は体力や持久力が低下していますので、少しの運動でも息があがったり、動悸が
したりすることが
あります。その時は、深呼吸をして少し休み看護師を呼んでください。
理学療法士と一緒に行う運動だけがリハビリではありません。大切なのは、普段の生活
で運動を心掛けて行うことです。移植後は、思った以上に体力・筋力が低下してしまうこ
ともあります。
ご自分の体と相談して運動を続けましょう。

★★大切なことは『無理せず、ゆっくり、続ける』ことです★★ 

☆心配な事や、相談したい事などがあれば主治医、看護師、
理学療法士へ相談してください☆

PDFファイルでダウンロード!

リハビリチームより

トップへ
戻る