移植後のシクロホスファミド大量療法を用いたHLA半合致同種造血細胞移植法のメカニズムの解説

移植片含まれる、あるいは、患者さんの体に残存したリンパ球(白血球の一種)が、患者さんやドナーの細胞の蛋白質(お互いにとって異物)に反応して増殖し、これが移植後のGVHDや、移植片の拒絶の原因になります。

移植後の3日、4日目に抗癌剤の一種であるシクロホスファミドを投与すると、増殖、活性化したリンパ球を選択的に障害することができます。この効果により、HLA半合致造血細胞移植で頻度の高い、重症GVHDや移植片の拒絶を有効に抑制することできます。

 

 

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