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診療のご案内
対象疾患
肝胆膵内科の主な対象疾患
疾  患  名
1 急性肝炎
2 慢性肝炎
3 肝硬変
4 肝癌
5 自己免疫性肝炎
6 原発性胆汁性肝硬変
7 脂肪肝
8 脂肪性肝炎
9 アルコール性肝障害
10 肝嚢胞
11 薬物性肝障害
12 代謝性肝疾患
13 肝腫瘍
14 体質性黄疸
15 特発性門脈圧亢進症
16 胆石
17 胆嚢ポリープ
18 胆嚢腫瘍
19 急性膵炎
20 慢性膵炎
21 膵腫瘍
臨床のトピックス
●ウイルス性肝炎
 B型肝炎に対するラミブジン・アデフォビル・エンテカビル治療やC型慢性肝炎、肝硬変に対するインターフェロン治療を積極的に行っています。関連病院を含めたペグインターフェロン・リバビリン併用治療患者数は年間200例を超え、わが国でも有数の患者数を誇っています。さらに複数の新薬の臨床治験にも積極 的に参加し、最先端の医療を提供しています。我々は、治療前に徹底した身体評価と正確な病期診断を実施してきました。現在さらに遺伝子多型を含めた個々の病状に合わせたオーダーメイド治療の確立を目指して臨床研究を進めています。これらの治療に関する成績は、班員や班友として参加している厚生労働省班会議や専門誌において発表し、肝炎に対する標準的治療法の策定に関っています。

●肝癌の臨床
 大阪府は、全国一肝癌死亡者数が多く、日本全体の約1割、毎年3千人以上の方が亡くなっています。当大学では行政当局と協力し、肝癌撲滅運動を展開しています。放射線科、病理学教室、肝胆膵外科と共同して1,500例以上の肝癌治療を施行してきた実績があります。特に腹腔鏡的治療は、全国的にもトップレベルの症例数を有し、腹腔鏡下肝切除術で高度先進医療を取得しています。発ガンに関しては、細胞増殖能、テロメア・テロメラーゼ、HBVDNAの組み込みなど遺伝子レベルの研究を行い、最近ではバイオインフォマテイクス的手法を取り入れた網羅的遺伝子研究を進めています。また世界に先駆けて1995年にインターフェロンの肝発癌抑制効果を報告し、その後も多施設研究に参加しその効果を実証してきました。ウイルス消失が望めない場合にも、発ガン抑制に目標を置き換えた治療、たとえば少量長期のインターフェロン治療を推奨しております。最近では肝硬変におけるビタミンK2の肝発癌抑制効果も明らかにしました。これらの発ガン抑制に関する臨床研究は、高水準の画像診断能力と肝癌の治療成績に裏打ちされなければなりません。我々は、腹部超音波診断においては常に最高の診断能を維持するように努めており、CTなどの他の画像診断と組み合わせることにより肝癌の早期発見に努めています。

● メタボリック症候群と肝臓
 飽食の時代を迎え,肥満人口が急速に増加しており肥満と関連の深い疾患群が注目されています。近年「メタボ」と流行語にもなっているメタボリックシンドロームがその一つですが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は「肝臓のメタボ」と考えられており、その病態の解明が急務です。肝胆膵内科では、現在NAFLDとその進行型である非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の病態解明および新しい治療法の開発を目指し、いくつかのプロジェクトを展開中です。1:NAFLD/NASH患者の食事・運動などの生活習慣のアンケート調査を施行中です(公衆衛生学教室と共同研究)。2:NASH新しい動物モデルを作製し鉄の沈着機構や線維化の解析を続けています(器官構築形態学との共同研究)。3:肝生検の組織を用いて肝細胞脂肪化のメカニズムを検討中です。4:循環器内科・内分泌内科・病理学教室と共同でNAFLD/NASHを全身の動脈硬化性疾患として捉え広く検討する計画が進行中です。

● 肝線維化のメカニズム解析
 慢性肝炎や肝硬変になると何故肝臓にコラーゲンが沈着して固くなるのか、また、固くなった肝臓が元通りに戻るのかについてはまだまだ不明な点が残っています。ビタミンAを貯蔵する「星細胞」の研究を通じてこの難問に取り組み、若々しい臓器の維持を可能にする研究を続けています。

 我々の目標としては、肝胆膵疾患に関するエビデンスを一つでも多く世界に向けて発信することであり、この目標を達成するために国内外の複数の研究施設と共同研究を積極的に行っています。

■共同研究施設
■兵庫医科大学内科学 肝胆膵科 西口修平教授
■兵庫医科大学病原微生物学 筒井ひろ子教授
■大阪市立大学大学院生活科学研究科 栄養医科学 羽生大記教授
■広島大学大学院理学研究科 発生生物学 吉里勝利教授
関連リンク
特記事項
  • 2010年8月20日更新