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大阪市立大学医学部附属病院精神科領域専門医研修プログラム(2021年度)

専攻医の募集人数:8人

  

専攻医の募集期間

一次募集 未定
採用通知 未定
 

応募方法

履歴書、医師免許証(写)を郵送にて提出してください。封筒に「専攻医応募書類在中」と記載してください。面接日の調整をさせていただきます。 原則的に、応募いただく前に医局見学説明会に参加いただくことになります。
 

応募書類郵送先

〒 545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3 大阪市立大学大学院医学研究科 神経精神医学 担当者:宮脇 大宛(講師)
 


採用判定方法

科長・医局長が履歴書記載内容と面接結果に基づき厳正な審査を行い、採用の適否を判断します。

ローテーションモデル

1〜2年目:基幹病院(大阪市立大学)を含めた研修施設、基幹病院以外の研修施設を半年ずつ、もしくは1年間基幹病院
3年目:大学院などの進路に応じた研修施設

※ ローテーション期間、プログラムは応募人数などにより調整されます。
※ 医師(専攻医)は当専門研修プログラムへの採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。

研修連携施設

大阪市総合医療センター
大阪市立弘済院附属病院
医療法人丹比荘 丹比荘病院
総合病院 浅香山病院
医療法人微風会 浜寺病院
医療法人サヂカム会 三国丘病院
医療法人山西会 宝塚三田病院
医療法人 好寿会 美原病院
医療法人郷の会 紀の郷病院
一般財団法人 信貴山病院 ハートランドしぎさん
社会医療法人北斗会 さわ病院
医療法人爽神堂 七山病院
医療法人貴生会 和泉中央病院
医療法人和幸会 阪奈サナトリウム
大阪急性期・総合医療センター 

専門研修の理念と使命

  専門研修プログラムの理念(全プログラム共通項目)

 精神科領域専門医制度は、精神医学および精神科医療の進歩に応じて、精神科医の態度・技能・知識を高め、すぐれた精神科専門医を育成し、生涯にわたる相互研鑽を図ることにより精神科医療、精神保健の向上と社会福祉に貢献し、もって国民の信頼にこたえることを理念とする。

使命(全プログラム共通項目)

 患者の人権を尊重し、精神・身体・社会・倫理の各面を総合的に考慮して診断・治療する態度を涵養し、近接領域の診療科や医療スタッフと協力して、国民に良質で安全で安心できる精神医療を提供することを使命とする。

専門研修プログラムの特徴

 大阪市立大学神経精神科は講座開設以来70年を超える歴史と伝統をもち、臨床から研究に至る幅広い領域において精神医学の発展に寄与してきた。医局員は関西を中心に幅広い領域で活躍している。基幹病院となる大阪市立大学医学部附属病院神経精神科は32診療科980床の大学附属病院の精神科部門であり、本邦トップクラスの年間外来新患数の大規模な都市型精神科医療機関である。児童から老年期まで幅広い年齢層にわたって多彩な精神疾患を有する患者の受診が特色で、豊富な臨床経験を積むことが可能である。38床の閉鎖病棟は、隔離室、観察室も十分なスペースを確保しており、難治例、身体合併症例などほとんどの症例に対応している。専攻医は入院患者の主治医となり、教員の指導を受けながら、看護職、心理職、精神保健福祉士とチームを組み、各種精神疾患に対し生物学的検査・心理検査を行い、薬物療法、精神療法、修正型電気痙攣療法などを柔軟に組み合わせ最善の治療を行っていく。研修の過程でほとんどの精神疾患、治療についての基礎的な知識を身につけることが可能であり、精神保健指定医、精神科専門医などを目指す専攻医の症例報告や学会発表を指導・支援する体制を整えている。リサーチマインドの獲得を推進すべく、大学院へ進学し医学博士号の取得が可能な研究支援体制を整えている。先述したように都市型医療機関である当科の特性を活かした臨床研究を中心に行っており、現在、産業精神医学的立場より就労者の職業性ストレスとうつ病などのメンタルヘルスに関する研究、摂食障害の臨床的研究、精神疾患の神経画像的研究、認知症の問題行動や精神症状に関する臨床的研究、児童精神医学領域における臨床的研究、インターネット依存障害の病態解明、治療方法の開発などの研究を多方面に行っている。また産学連携、他の診療科との連携も行っており、幅広い領域において研究のニーズに応えることが可能である。
 最先端の知識を持ちつつ児童思春期から高齢者まで幅広い年齢層に対して基本的な対応ができる精神科ジェネラリストの育成とともに、産業精神医学や摂食障害、児童思春期の精神疾患、認知症、インターネット依存障害など専門性を要する疾患に対応できるスペシャリストの育成を目的とする精神科専門医研修プログラムが、大阪市立大学神経精神科の特色である。
 研修連携施設は多彩な機能を有する12病院である。大規模な総合病院である大阪市立総合医療センター、大阪市立弘済院附属病院、浅香山病院、大阪急性期・総合医療センターなどの総合病院、大阪府南部エリアの主要精神科病院である丹比荘病院、浜寺病院、美原病院、三国丘病院、七山病院、和泉中央病院、大阪府北部エリアの主要精神科病院であるさわ病院、阪奈サナトリウム、兵庫県北部の主要精神科病院である宝塚三田病院、和歌山県エリアの主要精神科病院である紀の郷病院、奈良県エリアの主要精神科病院であるハートランドしぎさんなど計12施設と連携して研修施設群を形成しており、専攻医はこれらの施設をローテートしながら研鑽を積み、臨床精神科医としての実力を向上させつつ、専門医を獲得することが可能である。全ての研修連携病院において急性期から慢性期の精神疾患を経験、研修することが可能である。
 大阪市総合医療センターや浅香山病院、大阪急性期・総合医療センターでは身体疾患を併存する精神疾患患者の対応、コンサルテーション・リエゾン、児童青年期の精神疾患や発達障害を、大阪市立弘済院附属病院ではコンサルテーション・リエゾン、認知症や老年期精神障害、高齢者地域医療を重点的に学ぶことができる。また丹比荘病院、美原病院、七山病院、紀の郷病院、和泉中央病院や阪奈サナトリウムでは地域精神医療、三国丘病院やハートランドしぎさんではパーソナリティ障害や児童青年期の精神疾患や発達障害を、浜寺病院ではアルコール依存症専門治療や司法精神医学を、さわ病院や宝塚三田病院では精神科救急などの研修が可能であり、希望に応じてこれらの施設での研修を行うことにより、さらに幅広い知識を習得することが可能である。

専門研修施設群と研修プログラム

プログラム全体の指導医数・症例数
プログラム全体の指導医数:102人

昨年一年間のプログラム施設全体の症例数

 

疾患

外来患者数(年間)

入院患者数(年間)

F0

2900

1158

F1

596

 418

F2

4870

3003

F3

 4586

1173 

F4, F50

 3393

404

F4, F7, F8, F9, F50

2216

176

F6

575

66

その他

883

247

 
 

連携施設名と各施設の特徴

研修基幹施設
施設名:大阪市立大学医学部附属病院
施設形態:公的総合病院
院長名:平田 一人
プログラム統括責任者氏名:井上 幸紀
指導責任者氏名:井上 幸紀
指導医人数:10人
精神科病床数:38床
疾患別入院数・外来数(年間)
 

疾患

外来患者数(年間)

入院患者数(年間)

F0

233

23

 

F1

61

 8

F2

515

53

F3

 763

72 

F4, F50

 826

49

F4, F7, F8, F9, F50

462

20

F6

142

19

その他

123

0


 
 
 

 施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)

 大阪市立大学医学部附属病院神経精神科は32診療科980床の大学附属病院の精神科部門であり、本邦トップクラスの年間外来新患数の大規模な都市型精神科医療機関である。児童から老年期まで幅広い年齢層にわたって多彩な精神疾患を有する患者の受診が特色で、豊富な臨床経験を積むことが可能である。38床の閉鎖病棟は、隔離室、観察室も十分なスペースを確保しており、難治例、身体合併症例などほとんどの症例に対応している。専攻医は入院患者の主治医となり、教員の指導を受けながら、看護職、心理職、精神保健福祉士とチームを組み、各種精神疾患に対し生物学的検査・心理検査を行い、薬物療法、精神療法、修正型電気痙攣療法などを柔軟に組み合わせ最善の治療を行っていく。研修の過程でほとんどの精神疾患、治療についての基礎的な知識を身につけることが可能であり、精神保健指定医、精神科専門医などを目指す専攻医の症例報告や学会発表を指導・支援する体制を整えている。リサーチマインドの獲得を推進すべく、大学院へ進学し医学博士号の取得が可能な研究支援体制を整えている。
先述したように都市型医療機関である当科の特性を活かした臨床研究を中心に行っており、現在、産業精神医学的立場より就労者の職業性ストレスとうつ病などのメンタルヘルスに関する研究、摂食障害の臨床的研究、精神疾患の神経画像的研究、認知症の問題行動や精神症状に関する臨床的研究、児童精神医学領域における臨床的研究、インターネット依存障害の病態解明、治療方法の開発などの研究を多方面に行っている。また産学連携、他の診療科との連携も行っており、幅広い領域において研究のニーズに応えることが可能である。

研修連携施設

大阪市総合医療センター
大阪市立弘済院附属病院
医療法人丹比荘 丹比荘病院
総合病院 浅香山病院
医療法人微風会 浜寺病院
医療法人サヂカム会 三国丘病院
医療法人山西会 宝塚三田病院
医療法人 好寿会 美原病院
医療法人郷の会 紀の郷病院
一般財団法人信貴山病院 ハートランドしぎさん
社会医療法人北斗会 さわ病院
医療法人爽神堂 七山病院
医療法人貴生会 和泉中央病院
医療法人和幸会 阪奈サナトリウム
大阪急性期・総合医療センター

研修プログラム

 年次到達目標

専攻医は精神科領域専門医制度の研修手帳にしたがって専門知識を習得する。 研修期間中に以下の領域の知識を広く学ぶ必要がある。1.患者及び家族との面 接、2.疾患概念の病態の理解、3.診断と治療計画、4.補助検査法、5.薬物・身体療法, 6.精神療法、7.心理社会的療法など、8.精神科救急、9.リエゾン・コンサルテーション精神医学、10.法と精神医学、11.災害精神医学、12.医の倫理、13.安全管理。
原則的に、半年間または1年間で研修施設を異動する。また基幹病院である大阪市立大学医学部附属病院神経精神科勤務時には、研修協力病院等に週に1日程度の非常勤勤務を並行し、広範な臨床場面および多彩な精神障害を経験する。

到達目標

1年度:基幹病院または連携病院で、指導医と一緒に統合失調症、気分障害、 器質性精神障害の患者等を受け持ち、面接の仕方、診断と治療計画、薬物療法及び精神療法の基本を学び、コンサルテーション・リエゾンを経験する。とくに面接により情報を抽出し診断に結びつけるとともに、良好な治療関係を構築し維持することを学ぶ。急性期及び慢性期の入院患者を指導医と共に受け持つことによって、精神保健福祉法に基づく行動制限の手続きなど、基本的な法律の知識を学習し、チーム医療を経験する。外来業務では初診患者の予診を担当し、指導医の診察に陪席することにより、診断・治療計画の立て方、面接の技法、患者との関係の構築の仕方、基本的な心理検査の評価などについて学習する。また指導医の指導のもと修正型電気けいれん療法の補助も行う。経験した症例について院内研究会や学会で発表・討論する。上記を通して精神科臨床の基礎を幅広く学ぶ。
2年度:基幹病院または連携病院で、指導医の指導を受けつつ、自立して面 接の仕方を深め、診断と治療計画の能力を充実させ、薬物療法の技法を向上させていく。神経症性障害および依存症患者の診断・治療、児童思春期の症例、コンサルテーション・リエゾンなど個々の連携病院の専門性に応じた研修を経験することで、より深い知識を習得し、引き続き認知行動療法や森田療法など精神療法の修練を行う。経験した症例について院内研究会や学会で発表・討論する。
3年度:基幹病院または連携病院で、指導医の指導を受けつつ、指導医から自立して診療できるようにする。連携病院はより幅広い選択肢の中から専攻医の志向を考慮して選択する。心理社会的療法、精神科リハビリテーション・地域精神医療等を学ぶ。児童・思春期精神障害およびパーソナリティ障害の診断・治療を経験する。外部の学会・研究会などで積極的に症例発表する。

研修カリキュラムについて

研修カリキュラムは、「専攻医研修マニュアル」、「研修記録簿」を参照。

個別項目について
倫理性・社会性

基幹施設において他科の専攻医とともに研修会が実施される。コンサルテー ション・リエゾンを通して身体科との連携を持つことによって医師として責 任や社会性、倫理観などについても多くの先輩や他の医療スタッフからも学 ぶ機会を得ることができる。

学問的姿勢

専攻医は医学・医療の進歩に遅れることなく、常に研鑽自己学習することが 求められる。すべての研修期間を通じて与えられた症例を院内の症例検討会で発表することを基本とし、その過程で過去の類似症例を文献的に調査するなどの姿勢を心がける。その中で特に興味ある症例については、地方会等での発表や学内誌などへの投稿を進める。

コアコンピテンシーの習得

研修期間を通じて、1)患者関係の構築、2)チーム医療の実践、3)安全管理、4)症例プレゼンテーション技術、5)医療における社会的・組織的・倫理的側面の理解、を到達目標とし、医師としてのコアコンピテンシーの習得を目指す。さらに精神科診断面接、精神療法、精神科薬物療法、コンサルテーション・リエゾンといった精神科医特有のコンピテンシーの獲得を目指す。

学術活動(学会発表、論文の執筆等)

基幹施設において臨床研究、基礎研究に従事しその成果を学会や論文として発 表する。

自己学習

大学教員による精神医学の幅広い領域にわたる講義を定期的におこなうことにより、総論から各論にいたるまでの医学知識を吸収することができる。また精神科専門誌を約10冊常備、文献検索システムも整備しており最新の知見をいつでも得ることができる環境を提供している。必要な情報はインターネットを介して調べることができ、必要に応じて教員よりアドバイスを受けることができる。

ローテーションモデル

 3年間のうち、最低半年間は基幹病院である大阪市立大学医学部附属病院で研修を行う。研修パターンは大学院(神経精神医学:臨床)への進学希望の有無で大きく2グループに分かれる。原則的に、半年間または1年間で研修施設を異動する。また基幹病院である大阪市立大学医学部附属病院神経精神科勤務時には、研修協力病院等に週に1日程度の非常勤勤務を並行する。

  1. 大学院に進学希望の専攻医に関して、初年度は基幹病院である大阪市立大学医学部附属病院および連携病院(大阪市立総合医療センター、弘済院附属病院、浅香山病院、浜寺病院、三国丘病院、丹比荘病院、宝塚三田病院、美原病院、紀の郷病院、ハートランドしぎさん、さわ病院、七山病院)で研修を開始し、患者及び家族との面接技法、疾患の概念と病態理解、診断と治療計画、薬物療法及び精神療法、リハビリテーションの基礎を学ぶ。関連法規に関する基礎知識を学習する。勤務する病院は1年基幹病院もしくは半年で基幹病院と連携病院を交代する。大学院には2年度から進学するため、1年度末に大学院入学のための試験を受験する。大学院への合否に関わらず2年度は、初年度に連携病院で研修を行った専攻医は、大阪市立大学医学部附属病院もしくは連携病院で症例を幅広く経験、精神療法、薬物療法を主体とした治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深める。連携病院では特に精神障害者を支える社会資源など地域精神医療について積極的に研修する。初年度に大阪市立大学医学部附属病院で研修した専攻医は連携病院で症例を幅広く経験、精神療法、薬物療法を主体とした治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深める。大学院進学者は大学院で取り組む研究テーマについて指導医と検討し、研究を開始する。3年度は、原則的に大学院に進んだ専攻医は大阪市立大学医学附属病院で、大学院に進めなかった専攻医は連携病院で研修することで、精神科救急医療、身体合併症治療、コンサルテーション・リエゾン、緩和医療、児童・思春期症例、認知症症例、アルコール依存症症例、地域精神医療など幅広く経験する。コメディカルや他科医師と協力した治療を経験することでチーム医療の重要性を学び、精神療法及び薬物療法、修正型電気けいれん療法などの治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深めていき、症例の学会発表に取り組む。大学院に進んだ専攻医は臨床研究に従事し、論文作成に取り組む。
  2. 大学院へ進学を希望しない専攻医に関して、初年度は基幹病院である大阪市立大学医学部附属病院および連携病院で研修を開始し、患者及び家族との面接技法、疾患の概念と病態理解、診断と治療計画、薬物療法及び精神療法、リハビリテーションの基礎を学ぶ。関連法規に関する基礎知識を学習する。期間は半年ごとに施設(基幹病院を必ず含む)を変更するか1年間である。2年度は原則的に単科精神科病院(浜寺病院、三国丘病院、丹比荘病院、宝塚三田病院、美原病院、紀の郷病院、ハートランドしぎさん、さわ病院、七山病院)で研修し、症例を幅広く経験、精神療法、薬物療法を主体とした治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深める。3年度は原則的に総合病院や単科精神科病院で研修をすることで、精神科救急医療、身体合併症治療、コンサルテーション・リエゾン、緩和医療、児童・思春期症例、認知症症例、アルコール依存症症例、地域精神医療など幅広く経験する。コメディカルや他科医師と協力した治療を経験することでチーム医療の重要性を学び、精神療法及び薬物療法、修正型電気けいれん療法などの治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深めていき、症例の学会発表に取り組む。連携病院のローテーションに関しては専攻医のニーズに応じて相談することが可能である。

プログラム管理委員会

医師:井上 幸紀
医師:岩崎 進一
医師:宮脇 大
看護師:鷺森 かおる
精神保健福祉士:宮地 彬子
医師:甲斐 利弘
医師:河原田 洋次郎
医師:田中 秀樹
医師:長尾 浩史
医師:池谷 俊哉
医師:木岡 哲郎
医師:河口 剛
医師:中村 嘉宏
医師:中島 豪紀
医師:徳山 明広
医師:渡邊 治夫
医師:本多 義治
医師:生谷 昌弘
医師:栗岡 政典
医師:松永 秀典
プログラム統括責任者 井上 幸紀
連携施設における委員会組織
各連携病院の指導責任者および実務担当の指導医によって構成される。
評価について
評価体制
大阪市立大学医学部附属病院:井上 幸紀
大阪市立総合医療センター:甲斐 利弘
大阪市立弘済院附属病院:河原田 洋次郎
浅香山病院:田中 秀樹
宝塚三田病院:長尾 浩史
丹比荘病院:池谷 俊哉
浜寺病院:木岡 哲郎
三国丘病院:河口 剛
美原病院:中村 嘉宏
紀の郷病院:中島 豪紀
ハートランドしぎさん:徳山 明広
さわ病院:渡邊 治夫
七山病院:本多 義治
和泉中央病院:生谷 昌弘
阪奈サナトリウム:栗岡 政典
大阪急性期・総合医療センター:松永 秀典

評価時期と評価方法

3 カ月ごとに、カリキュラムに基づいたプログラムの進行状況を専攻医と指導医が確認し、その後の研修方法を定め、研修プログラム管理委員会に提出する。
研修目標の達成度を、当該研修施設の指導責任者と専攻医がそれぞれ6ヶ月ごとに評価し、フィードバックする
1 年後に1 年間のプログラムの進行状況並びに研修目標の達成度を指導責任者が確認し、次年度の研修計画を作成する。またその結果を統括責任者に提出する。
その際の専攻医の研修実績および評価には研修記録簿/システムを用いる。
研修時に則るマニュアルについて
「研修記録簿」に研修実績を記載し、指導医による形成的評価、フィード バックを受ける。総括的評価は精神科研修カリキュラムに則り、少なくとも年1 回おこなう。
大学病院にて専攻医の研修履歴(研修施設、期間、担当した専門研修指導医)、 研修実績、研修評価を保管する。さらに専攻医による専門研修施設および専門研 修プログラムに対する評価も保管する。
プログラム運用マニュアルは以下の専攻医研修マニュアルと指導医マニュアルを 用いる。

  • 専攻医研修マニュアル
  • 指導医マニュアル
  • 専攻医研修実績記録

「研修記録簿」に研修実績を記録し、一定の経験を積むごとに専攻医自身が形成 的評価をおこない記録する。少なくとも年に1回は形成的評価により、指定され た研修項目を年次ごとの達成目標に従って、各分野の形成的自己評価をおこなう こと。研修を修了しようとする年度末には総括的評価により評価が行われる。
指導医による指導とフィードバックの記録
専攻医自身が自分の達成度評価をおこない、指導医も形成的評価をおこない 記録する。少なくとも年1回は指定された研修項目を年次ごとの達成目標に従っ て、各分野の形成的評価をおこない評価者は「劣る」、「やや劣る」の評価をつけ た項目については必ず改善のためのフィードバックをおこない記録し、翌年度の 研修に役立たせる。

全体の管理運営体制

専攻医の就業環境の整備(労務管理)

各施設の労務管理基準に準拠する。

専攻医の心身の健康管理

各施設の健康管理基準に準拠する。

プログラムの改善・改良

基幹病院の統括責任者と連携施設の指導責任者による委員会にて定期的にプログラム内容について討議し、継続的な改良を実施する。

FDの計画・実施

年1 回、プログラム管理委員会が主導し各施設における研修状況を評価する。

ローテーションモデル

  • 原則的に半年または1年で異動。
  • 原則的に大阪市立大学勤務時には精神科病院に週に1日程度非常勤勤務を並行。
  • 研修基幹施設:大阪市立大学医学部附属病院神経精神科
  • 研修連携施設:大阪市立総合医療センター、大阪市立弘済院附属病院、浅香山病院、宝塚三田病院、丹比荘病院、浜寺病院、三国丘病院、美原病院、紀の郷病院、ハートランドしぎさん、さわ病院、七山病院、和泉中央病院、阪奈サナトリウム、大阪急性期・総合医療センター
 

 

週間スケジュール(大阪市立大学医学部附属病院)

 

     
9:00 外来予診・陪審 外来予診・陪審 外来予診・陪審 外来予診・陪審 外来予診・陪審
  病棟業務 病棟業務 病棟業務 病棟業務 病棟業務
           
12:00          
13:00 病棟業務 病棟業務 病棟業務 病棟業務 病棟業務
           
           
14:00 リエゾン精神医学の 中毒性精神障害の 教授回診 神経症の 児童青年期の精神障害
  症例提示と検討会 症例提示と検討会   症例提示と検討会 の症例提示と検討会
  (宮本:4-6月) (片上:4-6月)   (岩崎:4-6月) (後藤:4-6月)
           
  統合失調症の 気分障害の   認知症  
  症例提示と検討会 症例提示と検討会   の症例提示と検討会  
  (山内:4-6月) (出口:4-6月)   (内田:4-6月)  
           
           
16:00     医局会    
      症例検討会    
      英語論文抄読会    
      スタッフ講義(5月~7月)    
           
17:00 大学院グループ勉強会 大学院グループ勉強会 大学院グループ勉強会 大学院グループ勉強会 大学院グループ勉強会
      外来症例検討会    
           

 

年間スケジュール(大阪市立大学医学部附属病院)

 

4月

オリエンテーション

  SR1研修開始
  SR2・3の前年研修報告書提出
  指導医の指導実績報告提出
5月 日本産業衛生学会参加(任意)
6月 同門会勉強会参加(必須)
  日本精神神経学会学術総会参加(任意)
  日本産業精神保健学会参加(任意)
  日本老年医学会参加(任意)
7月 近畿12大学合同研修参加(必須)
  日本うつ病学会参加(任意)
8月 近畿精神神経学会で演題発表
9月 信貴山シンポジウム参加(必須)
  大阪薬物療法研究会参加(必須)
  日本生物学的精神医学会(任意)
10月 日本摂食障害学会学術集会参加(任意)
  日本アルコール・アディクション医学会学術集会参加(任意)
  日本児童青年精神医学会学術集会参加(任意)
  日本認知・行動療法学会参加(任意)
11月 日本森田療法学会参加(任意)
12月 研修プログラム管理委員会開催
  日本認知症学会学術集会参加(任意)
1月  
2月 近畿精神神経学会で演題発表(必須)
  身体疾患とメンタルヘルス研究会参加(他科との連携、必須)
3月 SR1・2・3研修報告書
  研修プログラム評価報告書の作成
  先進医療ジョイントカンファレンス参加(兵庫医大との共催、必須)