Please wait...

心臓血管外科

心臓血管外科

弁膜症治療の拠点を目指して

現在、本邦では年間60,000件の心臓および胸部大血管手術が行われています。天皇陛下・皇族も手術をうけられることから心臓手術は一般的な手術として市民権を得られたとも言えます。 柴田教授の専門分野である弁膜症手術を中心として「弁膜症治療の拠点」を目指しています。弁形成術、小切開低侵襲手術、da Vinci手術、カテーテル的治療など様々なオプションを提供しています。2018年は年間200例を越える心大血管手術になります。安全性を担保しながら「Qualityと低侵襲の両立」を掲げました。我々は大学病院の総合力を武器にチャレンジし続けます。

教授 柴田 利彦
教授 柴田 利彦
Shibata Toshihiko

トップレベルの僧帽弁形成術

人工腱索ループテクニク

僧帽弁閉鎖不全症(逆流症)は様々な原因でおこります。重度の逆流症には手術が必要とされていますが、当院では すべての逆流症に対して弁形成術を第一選択として行ってきました。弁尖の逸脱部位にかかわらず、現在まで500例を越える弁形成術を行い、通算の弁形成成功率は95%であり、最近5年間では99%と高水準の成績となっています。

ループテクニック
ループテクニック

傷を小さく: 小切開手術への取り組み

MICS (Minimally invasive cardiac surgery: ミックス)手術

数センチの創部で手術を行う小切開手術(MICS) を積極的に導入しています。僧帽弁、三尖弁、大動脈弁手術および心房中隔欠損症に対する手術が対象となりますが、すべての症例に可能ではありません。美容上の理由のみならず、早期に仕事へ復帰できるメリットもありますが、小さな傷からの手術ですので小切開手術用の装備と熟練とが必要です。

MICS僧帽弁形成術

MICS僧帽弁形成術

MICS手術の創部

MICS手術の創部

上行大動脈瘤や弓部大動脈瘤に対しても、胸骨部分切開を用いて小さな傷で手術を行っています。
MICS僧帽弁形成術

胸骨部分切開による上行大動脈置換術

MICS僧帽弁形成術
ロボット(ダビンチ)手術

ダヴィンチ(da Vinci Surgical System)は、1990年代に米国で開発され、1999年よりIntuitive Surgical社から販売されています。小さな創から内視鏡カメラとロボットアームを挿入し、医師が3Dモニターを通して術野を目で捉えながら、通常の内視鏡器具ではとうてい不可能な自由で繊細な動きが出来ます。2018年4月から、ロボット手術が保険収載されました。大阪市大では、全国でもいち早くダビンチ手術(da Vinci)を取り入れ2018年6月より開始しております。
4cmくらいの小さな傷とロボットのポートが入る傷で手術を行います。美容面で優れ、身体に与える負担が非常に少ない手術になります。
当院で行っているダビンチ手術は、僧帽弁形成術、三尖弁形成術を中心に行なっております。
また、冠動脈バイパス術を小切開で行う際の内胸動脈の採取を、ダビンチを使用して行っております。

da Vinci System

da Vinci System

da Vinciのconsole surgeon

da Vinciのconsole surgeon

da Vinci使用による僧帽弁形成術

da Vinciで内胸動脈を採取し、右小開胸により冠動脈バイパス術を行う.

高機能なハイブリッド手術室で精度の高い安全な治療を提供

ステントグラフトによる大動脈瘤治療

開胸・開腹などを行わずに大動脈ステントグラフト治療をおこなっています。従来の開胸・開腹手術が望ましい場合でもありますので、病態に応じた治療方法の選択をします。

開胸を行わないdebranching TEVAR
左総頸動脈-左鎖骨下動脈バイパス術後にステント挿入

左総頸動脈-左鎖骨下動脈バイパス術後にステント挿入

右総頸動脈-左総頸動脈バイパス, 左総頸動脈-左鎖骨下動脈バイパス術後にステント挿入

右総頸動脈-左総頸動脈バイパス, 左総頸動脈-左鎖骨下動脈バイパス術後にステント挿入

経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)

鼠径部動脈からあるいは心尖部からカテーテルを利用して大動脈弁に人工弁を留置します。従来の開心術のリスクの高い場合にこの方法を選択します。循環器内科と心臓血管外科が共同で治療にあたっています。2016年より開始し、現在200例以上行いました。

経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
経大腿動脈アプローチ
経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
経心尖アプローチ

積極的な下肢救済ができる難易度の高い下腿動脈バイパス

下腿動脈バイパス術

下肢閉塞性動脈硬化症に対して、診断から保存的治療、血管内治療、下腿動脈バイパス術を用いて下肢救済を心がけています

膝窩動脈—前脛骨動脈バイパス術

膝窩動脈—前脛骨動脈バイパス術

経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)

主な対象疾患

弁膜症
僧帽弁閉鎖不全症 僧帽弁狭窄症 大動脈弁狭窄症
大動脈弁閉鎖不全症 三尖弁閉鎖不全症 三尖弁狭窄症
虚血性心疾患
狭心症 心筋梗塞 心筋梗塞後合併症
大動脈瘤、大動脈解離
胸部大動脈瘤 腹部大動脈瘤 急性大動脈解離
慢性大動脈解離    
先天性心疾患、その他
心房中隔欠損症 心室中隔欠損症 心臓腫瘍
末梢血管
閉塞性動脈硬化症

外来担当表

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
医師名 柴田 利彦 藤井 弘通 左近 慶人 高橋 洋介 森崎 晃正