ARVO体験記
 


 ARVO体験記 (大学院 Y本)

 ARVO(The Association for Research in Vision and Ophthalmology)という学会が、毎年ゴールデンウィークにフロリダで開催されます。世界中の眼科医が集まる最もメジャーな学会のうちの1つで、リゾート地で行われることもあり、年に1度のお祭りのような雰囲気です。アメリカはゴールデンウィークとは関係ないと思うのですが。

 昨年度(2005年)は僕を含め、4人でARVOに行きました。学会開催日の前々日に到着し、前日はレンタカーを借りてフロリダのユニバーサルスタジオにも行きました。学会中は現地で教授、助教授と合流し、昼は毎日学会会場をへとへとになるまで歩き回り、夜は海鮮料理や肉料理などの食事会を堪能し、フロリダを満喫できました。また、僕にとっては初めての海外学会での発表でもあり、とても良い経験になりました。


 2005年ARVOにて

 2006年、今年も例年通り4月30日〜5月4日というまさにゴールデンウィークに開催されました。僕は今年も演題を応募することができたのですが、演題採用通知が来たのが2月で、採用された喜びが半分、お金の工面や休日返上で学会に赴く憂鬱さが半分でした。それでも行く事になったからにはと気持ちを切り替え、またフロリダに乗り込む事になりました。今年は教授、助教授と僕という恐れ多いメンバーになりそうなところを、先輩医師のN村先生(♂)に声をかけ、同行していただけました。本当に心強かったです。N村先生(♂)とツインの部屋をネットで予約したのですが、向こうへ行ってみるとダブルの部屋で、仕方なく2人でダブルベッドの端で寝たのは良い思い出です。

 ARVOは昨年度と同じく活気にあふれており、来る度に圧倒されます。 発表形式には口演とポスターという2つの形式があり、口演はパソコンなどでスライドを使って発表するのですが、 ポスターの場合には畳2畳分くらいのスペースに発表内容を書き記し、その前で受け答えをするという形になります。 ARVOはポスターが毎日1000枚ほど出展され、毎日貼り変わるので、 全部で4000〜5000枚という恐ろしいほどのポスターが展示されます。 僕も今年も昨年と同様にポスター発表で、5月4日の最終日に発表でした。 ポスターはそのスペースいっぱいに1枚で作る方が格好は良いのですが、海外に持っていくのは大変なので、A4の光沢紙を20枚程使って発表を作りました。 一応確認のために、前日に発表用のポスターをチェックしたところ、肝心の表のところで項目が逆になっている 箇所が見つかり、急いでフロントのお姉さんに鋏とテープ(ノリや接着剤は英語で通じなかったので…)を借りて、 予備に持ってきていたポスターを使って切り貼りし、なんとか発表に間に合いました。

ポスター発表はこんな感じです。

 発表当日は2回目ということもあり、そんなに緊張はしませんでした。僕の研究テーマは眼底自発蛍光という、海外では比較的メジャーな分野で、昨年と同様に今年も眼底自発蛍光の発表でした。予想以上に質問があり、かなり手ごたえを感じることができました。中には、僕のポスターも見ずに肩を組みながら「この内容を説明して!」というフテブテしいバカップルにムカッとしたり、「この発表では駄目だ!」と捲くし立てるドイツ訛りの白人にもムカッとしたりもしました。海外にも色んな眼科医がいるのだなと改めて思いました。

 今回は日程的にあまり時間が無くて、あまり遠出はできませんでした(それでもマイアミビーチには日帰りでドライブしてきましたけども)。終わってしまうと、またARVOに参加する事ができればなと意気込みが沸いてきます。毎年英語ももっと勉強しなければと思うのですが、今年こそ英語が得意と言えるくらいになりたいものです。

 夜の食事会にて (僕とN村先生)