教室沿革


教室の歴史
 当教室の歴史は大阪市立医学専門学校が、大阪市立医科大学に昇格し、島五郎教授が着任し解剖学第2講座講座が開講された昭和24年に遡ります。島教授が退職された後、昭和47年4月から平成2年3月まで寺門之隆教授が主宰されました。この間、教室の研究テーマは一貫して人類学であり、多くの研究業績をあげています。平成2年4月、金田研司教授が着任され、肝臓類洞壁細胞をテーマとした細胞、組織学的研究が開始されました。金田教授が退職後、平成13年7月より中島が後任を担当することになり、大学院医科学修士課程設置に伴い名称を解剖学第2講座から器官構築形態学に変更いたしました。平成14年4月から修士課程の大学院生が加わり21世紀に向けて新たに始動を開始しました。

研究
 島、寺門教授の人類学的研究は安部によって引き継がれ、人類遺跡から出土した人骨や動物遺体から当時の生活環境を考察する自然人類学として発展しています。また近畿圏内から出土する人骨、動物骨格の同定、解析を一手に引き受け、発掘調査に貢献しています。金田教授によって開始された肝臓類同壁細胞の研究は、池田、仲谷によって引き継がれ、肝臓の線維化機構、線維化抑制機構と星細胞(ビタミンA貯蔵細胞)の関係を中心に分子細胞生物学的手法を駆使し解析が行われています。ビタミンA貯蔵細胞は肝臓以外の器官にもみられ臨床的にも比較解剖学的にも話題の尽きない細胞であり今後の発展が期待されます。中島は循環器の発生、特に心臓弁や中隔原基である心内膜床の形成機構、心筋の分化機構について分子発生学的手法を用いて解析を行っています。心筋は美しい横紋を形成するので形態に興味のある者にとって魅力的な細胞です。研究に関する詳細は各自のページを参照して下さい。

分担 解剖学1の中にある「解体新書の絵扉」を転用