診療のご案内

腫瘍外来

腫瘍外来のご案内

整形外科骨軟部腫瘍クリニックで扱う疾患は、四肢・体幹部の良性および悪性の、骨もしくは軟部(皮下組織、筋肉、血管、神経など)に発生した腫瘍(骨腫瘍、軟部腫瘍)、腫瘍類似疾患を対象としています。骨腫瘍と軟部腫瘍ともに良性と悪性があり、そのどちらとも判断がつかないような症例も散見されます。診断が困難な症例も多く、病理医や放射線診断医、他大学および他院の骨軟部腫瘍専門医などとの関係を密にして症例を検討し、診断と治療を進めています。骨・軟部肉腫に対しては抗癌剤治療や放射線治療を併用し、可能な限り患肢温存手術を行っています。治療方針については患者さんや御家族の希望を最大限考慮に入れ治療にあたっています。また通常の放射線治療とは異なる特殊な治療として重粒子線治療を、兵庫県立粒子線医療センターや独立行政法人放射線総合医学研究所と連携し治療しています。 また入院待ちの期間が比較的長いが、早く治療を開始するべき患者さんに対しては、当院関連施設で骨軟部腫瘍専門医が従事する淀川キリスト教病院、大阪市立総合医療センター、阪和住吉病院と、早急に対応できるように連携を深めています。

実績
近年の手術件数の推移を以下に示します。
  2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
生検術など 45 40 60 68 68
良性骨腫瘍 20 12 29 28 22
良性軟部腫瘍 6 16 21 29 18
悪性骨腫瘍 10 3 5 10 4
悪性軟部腫瘍 16 17 12 30 9
癌転移 8 9 9 10 3
合計 105 97 142 175 124

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トピック
骨軟部腫瘍治療は、組織学的に高悪性度であると判断された際には一般的には術前に抗癌剤治療が行われます。当院では抗癌剤の効果を増強させるカフェインを化学療法に用いて、抗癌剤の感受性を高めています。副作用には不眠,動悸,消化器症状などがありますが,その状況に応じて対処することが可能です。2006年から本法を開始しており、これにまでに骨肉腫や脂肪肉腫などの高悪性度の腫瘍を対象に、これまでに38例の治療を行っています。

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