疲労は、私たちの本当に身近なものですが、あまりにもテーマが大きいためか、これまで十分には取り上げてこられませんでした。
また、私達の日常生活における様々なストレスの延長線上にあり、病気への下地にもなります。
疲労により仕事や学業の能率が下がることは誰もが経験しています。この15年位の間に長期の疲労を引きずっている人数が明らかに増えています。
しかし、日常生活や社会の変化を昔に戻すことは、一部は可能かもしれませんが、多分難しいでしょう。
このような現状の中で、真正面から疲労を分析し研究を行い、よりよい回復方法や過労予防法を探って行くことは、21世紀の私たちの大きな課題と言えます。
ここに、文部科学省からの研究費をいただいて我々が行っている研究のエッセンスを簡単に紹介させていただきます。少しでも、皆さんのお役に立てればと願っています。