梅咲尚彦のページ

専門とする研究領域
 免疫学に興味を持っています。リンパ球、マクロファージ,NK細胞などの細胞因子、
抗体、サイトカインなどの液性因子がお互いに干渉しあって生体の恒常性を保つ仕組みに
魅了されています。
免疫の最も重要な役割は自己と非自己を認識し、非自己を排除することです。しかし我々
の領域にはこれに反することがおこっています。すなわち胎児という母体にとって異物が
子宮のなかで拒絶されずに生育していることです。
どうしてでしょうか。これらの仕組みが破綻すれば流産になるのでしょうか。また妊娠
中毒症など妊娠中の異常も免疫の破綻が関係しているのでしょうか。
 産婦人科領域での種々の未知の病態を免疫という眼鏡を通して眺め、1つでもその
病態を解明したいと考えています。
 また免疫の力を利用し病気を治したいとも考えています。
その大きなターゲットは癌です。しかし現在のところ癌の免疫療法はまだまだ無力です。
免疫療法が有効性を発揮するまでには癌を手術療法、また化学療法でできるだけ小さく
する必要があります。免疫療法を含めた集学的療法で癌が撲滅できる日が来ること
を夢見ています。

専門とする臨床領域
1、婦人科癌(子宮癌、卵巣癌、絨毛癌、外陰癌)の治療
2、不妊症の治療

学会関係
1、日本産婦人科学会(評議委員)
2、癌治療学会(評議委員)
3、日本不妊学会(評議委員)
4、日本受精着床学会(評議委員)

その他
 国際婦人科癌学会員、国際生殖免疫学会員、癌学会員など


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