WORM_BIHUP.A
別 名:
ビフーパ
特 徴:
これは一般的に「ワーム」に分類されるトロイの木馬型不正プログラムです。Outlook Expressの未読のメッセージのアドレスに自身のコピーを添付し送信して頒布するワーム活動を行います。メールの件名とメッセージ本文は韓国語で記述されています。添付ファイルは以下ファイルのうちいずれかになります:
Heddink.exe
Go Korea.exe
RedDevil.exe
WorldCup.exe
2002.exe
対応方法:
検出したファイルはすべて削除してください。単体で動作する一個の独立したプログラムであり、他のファイルへの感染活動はありません。感染活動を行わない不正プログラムですのでウイルス対策製品の機能で「駆除」処理は行えません。製品で「ウイルス発見時の処理」の設定が「ウイルス駆除」になっている場合「駆除失敗」と表示されますが正常な表示です。
・侵入方法:
ワームは通常メールの添付ファイルとしてユーザのコンピュータに侵入します。添付ファイルを実行していなければワームが活動を開始することはありません。
・感染確認方法:
ワームを実行してしまった場合には、以下のファイルが作成されます:
<Windowsディレクトリ>¥Krn32Dll.exe
また、レジストリの値が変更されます。
・感染していた場合の対処:
ワームを実行してしまい、コンピュータのシステムが改変された場合にはワーム駆除のために以下の方法でシステムの修復を行う必要があります。
まず最新のウイルス対策プログラムを利用してウイルス検索を行い「WORM_BIHUP.A」で検出したファイルをすべて「削除」してください。
次にタスクマネージャーよりワームを終了させます。
不正プログラムの自動起動設定を削除します。
Windowsのレジストリエディタ(regedit.exe)などを使用して以下のレジストリの値を削除してください。
場所: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Run
値 : Explorer32 = %System%\<ファイル名>
最新のウイルス対策プログラムを利用してウイルス検索を行い「WORM_BIHUP.A」で検出したファイルをすべて「削除」してください。
註:<Windowsディレクトリ>、<Windowsのシステムディレクトリ>はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。デフォルト設定では、
Windows9x/Me/XPの場合、
Windowsディレクトリ= C:\Windows
システムディレクトリ= C:\Windows\System
WindowsNT/2000の場合、
Windowsディレクトリ= C:\WinNT
システムディレクトリ= C:\WinNT\System32
です。
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