大阪市立大学 大学院医学研究科 泌尿器病態学

学会報告(2010)

AUA2010報告 29,May-3,June

このたびサンフランシスコにてAUA2010が開催され、参加してきました。メンバーは田中先生、鞍作先生、井口先生、仁田の4名。初めてのアメリカ本土は関西空港より直行便で9時間弱と意外なほど近くびっくりしました。
到着初日の夜は鞍作先生・井口先生の留学時代のBossであるDr Wang、Dr Haasと食事を共にしました。英語があまり得意でない私以外の先輩方3名は、久々の再会に近況など会話が弾んでいた(ようだ)。

翌日より学会に参加したが興味深かったのが、レジデントに対してどのように指導してどんな成果をあげているのかという口演が一つのセッションになっており、質疑応答などかなり議論が白熱していた事。教育に対する力の入れ具合に日本との差を感じた。
ビデオセッションではほとんどがダヴィンチに関する演題で、日本ではあまり見ることが出来ないので興味深く拝聴した。またアメリカからだけでなく他の多くの国より演題が出ており、日本に広まるのも時間の問題なのかなと感じた。
メーカーのブースで目を引いたのは、ラパロ腎摘の3D上映でした。専用の眼鏡をかけてモニターを見ると立体感のある映像が飛び込んできた。奥行きが本当によく分かるので、腹膜とGerotaの間の剥離や血管の処理で特に有用だと感じた。
日泌の懇親会に当たるAUA Welcoming receptionにも参加しましたが、さすがにアメリカらしくスケールが大きく、郊外にあるCarifolnia academy of scienceという博物館まるごと貸し切って行われた。ここにはプラネタリウム・植物園・水族館などが一つになっており、水族館で魚を見ながらワインを楽しむ、なんて贅沢な体験もした。
ケーブルカーから
霧がかったゴールデンゲートブリッジ
学会の合間にサンフランシスコの観光も行った。行くまで知らなかったがサンフランシスコは四方を海に囲まれており、また街中はとても歩けないような急坂でケーブルカー・やバスが主な交通手段であった。天気の良い日にレンタサイクルでゴールデンゲートを渡り、対岸から見たサンフランシスコはなかなか絶景であった。

夜にはサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地であるAT&Tパークにメジャー観戦に行った。バリーボンズのホームランで有名になったスプラッシュヒット(ボートでホームランボールを争奪する様子をよくテレビで見た)も見れて、なかなか楽しむことができた。

以上学会報告でしたが、肝心の学会場で写真を撮ることを忘れていたので、学会という臨場感にかけたレポートになってしまって申し訳ございません。来年か再来年のAUAには発表者として参加し、また報告したいと思います。

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EAU 2010に参加して
Barcelona, 16-20 April 2010
北本 興市郎

2010年4月16日から20日まで、スペインのバルセロナで25th Anniversary Congress of the European Association of Urologyが行われました。バルセロナはピカソやミロなど数多くの天才的芸術家を生み、ガウディをはじめとするモデルニスモ建築や21世紀を代表する建築家たちの作品が点在する非常に美しい街です。

学会報告 参加メンバーは仲谷教授、井口先生、北本でした。総演題数は約1200題でしたが、4月15日にアイスランドで起こった約200年ぶりの火山噴火により欧州の空港はほとんど閉鎖され、演題キャンセルなど学会場でもかなりの混乱が見られました。
僕らは幸運にもその影響を受けずにバルセロナ入りし、16日に学会会場で日本に連絡して初めてその事実を知りました。滞在は約1週間あるしその間に平常に戻るだろうという希望的観測のもと登録手続に進みました。
学会報告 European students’ union sessionでは、robot surgeryを始めるにあたっての資金、設備、マニュアル等の問題、またいかにしてその技術を習得すればよいのかについての講演がありました。European urology sessionではDr Mottrieがその豊富な経験をもとに、robot surgeryによる腎部分切除について講演していました。一般演題では鎮痙剤のパパベリンを腎門部に散布することにより腎部分切除後の腎機能が有意に改善されたという報告や、基質線維芽細胞の前立腺癌転移への影響についての検討など、非常に興味深い発表が数多く見られました。
Exhibition areaではda Vinciを体験することができました。(私自身は初めての体験でした。日本ではよく混み合っているのを見かけますが、火山の影響か全く待ち時間はありませんでした。)
学会報告 4月20日にバルセロナから帰国する予定でしたが、前述の火山噴火による混乱は続いていました。空港で交渉したものの当日振り替え便は1席しか確保できず、4日後の便を確保してホテルに戻りました。井口先生と日本に連絡し、仕事の調整に大慌てでした。
というわけで、不幸にも?9泊11日という個人的には体験したことのない長期の海外生活となり、ここからは観光オンリーとなりました。(すいません)

バルセロナという街は、至る所にといっても過言ではないほど世界遺産が点在していました。
サグラダ・ファミリア聖堂は起工式からすでに約130年も経過した現在もいまだ未完成という、バルセロナのシンボルです。塔の上まで登ってきましたがそのスケールや細かい作りにはただ圧倒されるのみでした。
学会報告 サッカー大国スペインの中でも、バルセロナはバルサやエスパニョールといった人気クラブを有するひときわ熱い地域です。今回幸運にもこの2チームによる「バルセロナダービー」を2009年に完成したばかりのスタジアムで観戦することができました。
学会報告 滞在中の4月23日、バルセロナでは「サン・ジョルディ」という守護聖の伝説にちなんで男性が女性に赤いバラを、女性が本を贈るという習慣がありました。何本ものバラを自慢げに飾っていた喫茶店の店員が非常に印象的でした。

4月25日にようやく日本に帰りニュースを見てみると、今回の噴火による経済損失額は3000億円以上にのぼるとのことでした。すごい時に来てしまったなとあらためて感じました。

今回この機会を与えてくださった仲谷教授および、アクシデントの際助けて下さった教室の先生方にはこの場を借りて厚くお礼申しあげます。

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第98回日本泌尿器科学会総会記

私は、発表が火曜日でしたので、月曜日に盛岡入りをしました。行きの飛行機が揺れて少し乗り物酔いをした状態での到着になりました。

第98回日本泌尿器科学会総会記 飛行場からレンタカーを借りて盛岡市内のホテルまで行きましたが、途中ドライブインで盛岡冷麺を食べました。盛岡冷麺は、味と外見は大阪でいう韓国冷麺にそっくりですが、一口食べてその腰の強さにびっくりしました、あんまり硬かったので(これはゆで方を間違ったのかな?)と言う思いを捨てきれず、ホテルにチェックインした後、町をぶらつきながら盛岡冷麺の専門店にまた入りました。そこの冷麺も同じぐらいの腰をもっていたのでやっと納得しました。
第98回日本泌尿器科学会総会記 学会場は会場が分散していましたが、きれいな会場でした。火曜日は比較的空いていたので、目を引いたダビンチのブースに勇気を出して行ってみました。10分の待ち時間がありましたが、乗れました。5分ぐらいの簡単なレクチャーを受けた後に親指と人差し指をサックに突っ込んで操作開始ですが、自由自在、まるで自分の手足のように動くじゃないですか!ラパロの感覚とはぜんぜん違いますね。カルチャーショックでした。後、10年のうちにはダビンチにパラダイムシフトしてゆくでしょう、と言う予感めいた感想を持ちました。
第98回日本泌尿器科学会総会記
第98回日本泌尿器科学会総会記
お土産は、盛岡冷麺とじゃじゃ麺、南部せんべい、ずんだもちを買いました、別の人はかもめの玉子を買ってました。私は火曜日の夕方には帰ったのですが、帰りの搭乗口で搭乗を待っていたら、これから盛岡入りする医局員の方々とガラス越しにすれちがって変な気分でした(笑)。

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