尿路結石症グループ
大阪市立大学における尿路結石研究の歴史は古く、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)が全国の国公立大学・公的病院で最も早く導入された1985年以降、ESWL治療・研究の中心的役割を果たしてきました。最近ではESWL治療も一般に広く普及し、また、日本泌尿器科学会においても泌尿器悪性腫瘍における分子生物学的アプローチや過活動膀胱などの排尿生理研究が泌尿器科研究の中心となると共に、尿路結石症の研究もやや下火になってきた感がありました。大阪市立大学も例外ではなく、多くの優秀な研究者を排出した尿路結石症グループもここ数年は新たな研究がストップしていました。
しかし、近年、尿路結石症も生活習慣病の一種であるという考えが主流となり、再び脚光を浴びる分野となってきています。特にメタボリックシンドロームと尿路結石症の関係は多くの大学で研究対象となっています。当グループでは大阪市立大学の主要研究グループである人工腎(慢性腎不全)グループとのコラボにより「尿路結石症とChronic Kidney Disease (CKD)」をメインテーマとし、大阪市立大学における尿路結石症研究の再興を目指しています。
また、2008年の第18回日本尿路結石症学会において長沼俊秀講師が「尿路結石症とCKD」に関する横断研究を発表し、学会奨励賞受賞され、日本尿路結石症学会の他施設共同研究テーマにも選出され、本研究を大阪市立大学が中心となって行っていく予定です。