大阪市立大学 大学院医学研究科 泌尿器病態学

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外来診療担当表

研究医等募集情報

腫瘍グループ

癌に関わる基礎研究は泌尿器領域でも主体をなすものであり、当科においてもオリジナリティーの高い研究成果をこれまでに数多く報告してきた。
中核となる研究対象は、前立腺癌、膀胱癌、腎細胞癌であり、各々新規の診断・治療に貢献すべく研究を継続している。
まず、前立腺癌研究テーマとしては、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の獲得機序の解明および新規治療ターゲットの開発である。特に、癌化および癌抑制に関して近年注目されているmicroRNAの制御系について、CRPCへの移行の際に発現が変化しうるmicroRNA分子を数種同定し、それらの機能解析および抗腫瘍効果を検討している。

膀胱癌に関しては、尿路上皮癌の早期発見に寄与する可能性のある尿中マーカーの探索を行い、間質性膀胱炎においても有意な尿中マーカーとなるHIP/PAP蛋白が在性膀胱癌の再発・予後のpredictive markerとしても有用であることを発見し、報告している。

腎細胞癌に関しては、従来のインターフェロン等の免疫療法、Tyrosine kinase inhibitorやmTOR inhibitorなどの分子標的薬により制御しえない癌に対する新規治療を目指している。新規に腎細胞癌特異的癌抗原を同定し、癌抗原ペプチドを用いたワクチン治療に向けて研究を継続中である。また、細胞内蛋白分解制御のユビキチン・プロテアソーム系をコントロールするユビキチン様蛋白NEDD8を制御する分子について腎細胞癌において抗腫瘍効果を有することを報告しており、現在この分子をターゲットとした遺伝子治療の開発を目指している。

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以上、多岐にわたり研究テーマはそろっており、今後、当大学院で博士課程を目指す若手医師の英知と研鑽によりさらに進展していくものと期待して止まない。