脊髄腫瘍の疾患頻度は年間10万人あたり数人程度とされ、さらに髄内腫瘍はその半分以下の頻度と推定されていいます。大阪市人口の約270万人(2014年12月現在)で換算すると、大阪市全体で年間10-20症例程度の脊髄髄内腫瘍の新規発生頻度と予想されます。このように、脊髄腫瘍(特に髄内腫瘍)においては疾患頻度が極めて少なく、個々の施設での治療実績が限られるため、治療の標準化が困難となっています。
大阪公立大学脳神経外科では、脳神経外科開設以来から脳腫瘍だけでなく、脊髄腫瘍の治療に専門的に取り組んでいます。私達の手術方針は、「良性腫瘍に対する安全・確実な腫瘍摘出、悪性・浸潤性腫瘍に対する集学的治療」です。脳神経外科が得意とする微細な顕微鏡手術と最新の医療機器を組み合わせて、最善の治療を提供します。
初診の患者さんは、紹介状(診療情報提供書)をお持ちの上で受診ください。専任の脳神経外科医が診療いたします。
・月曜日あるいは金曜日の午前(休診の場合がありますので、あらかじめご確認ください)
・完全予約制
・地域医療機関(クリニック・医院・病院)からの紹介受診となります。
・地域医療連携による予約取得が便利ですので、現在担当の医療機関にご相談ください。
原則として診療情報提供書およびMRI等の画像検査が必要です。
・セカンドオピニオン受診も受け付けています。
大阪公立大学医学部附属病院
地域医療連携室のご案内
https://www.hosp.omu.ac.jp/health_professionals/area/area.html
セカンドオピニオン外来の申し込み
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脊椎脊髄外科専門診療について
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/Neurosurg/examine/sekizui-sekitsui.shtml
ご不明な点は脳神経外科外来へ電話でお問い合わせ下さい。
電話番号:06−6645−2356,2357
受付時間:午後2時〜4時