問題1 グラム染色の手順と原理について、1〜7を埋めよ。
□手順□
検体をスライドガラスに塗布する ⇒ 乾燥 ⇒(1)固定
⇒ (2)で染色 ⇒ 水洗 ⇒ (3)液で媒染 ⇒ 水洗
  ⇒ (4)で脱色 ⇒ 水洗
⇒ (5)で染色 ⇒ 水洗 ⇒ 乾燥 ⇒ 観察
□原理□
 最初の染色液の青(あるいは紫色)に染まる菌を、グラム(6)菌、脱色され、後染色の赤に染まる菌をグラム(7)菌と呼ぶ。グラム(6)菌が青く染色される理由は、厚いペプチドグリカン層からなる細胞壁を持つことに依存していることが明らかになっている。青の染色液の色素は、媒染によって不溶化され、細胞壁の厚いグラム(6)菌では、(4)による脱色操作を行っても、不溶化した色素が厚い壁から漏出しにくいため、青に染まる。一方、グラム(7)菌は、細胞壁が薄く、最外層の外膜も脂質で構成されるため、(4)によって容易に壊れ、染色液の漏出が起こる。透明のままでは、観察が困難であるため、青とコントラストの良い赤い色素で対比染色を行うことで、グラム(7)菌は赤に染色される。

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検体をスライドガラスに塗布する ⇒ 乾燥 ⇒(1)火炎(またはアルコール)固定
⇒ (2)クリスタルバイオレット(またはビクトリアブルー)で染色 ⇒ 水洗 ⇒ (3)ルゴール(またはピクリン酸)液で媒染 ⇒ 水洗
  ⇒ (4)アルコールで脱色 ⇒ 水洗
⇒ (5)サフラニン(またはフクシン)(で染色 ⇒ 水洗 ⇒ 乾燥 ⇒ 観察
□原理□
 最初の染色液の青(あるいは紫色)に染まる菌を、グラム(6)陽性菌、脱色され、後染色の赤に染まる菌をグラム(7)陰性菌と呼ぶ。グラム(6)菌が青く染色される理由は、厚いペプチドグリカン層からなる細胞壁を持つことに依存していることが明らかになっている。青の染色液の色素は、媒染によって不溶化され、細胞壁の厚いグラム(6)菌では、(4)による脱色操作を行っても、不溶化した色素が厚い壁から漏出しにくいため、青に染まる。一方、グラム(7)菌は、細胞壁が薄く、最外層の外膜も脂質で構成されるため、(4)によって容易に壊れ、染色液の漏出が起こる。透明のままでは、観察が困難であるため、青とコントラストの良い赤い色素で対比染色を行うことで、グラム(7)菌は赤に染色される。

問題2 細菌の構造に関して、1〜5の構造として適切な名称を記せ。
細菌の構造問題

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問題3 細菌の表層構造に関して、1〜6の構造として適切な名称を記せ。
細菌の表層構造問題

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