学域名 | 臓器器官病態内科学講座 循環器内科学 (英語表記)Cardiovascular Medicine |
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代表者 |
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場所 | 学舎 10階 |
連絡先 |
TEL:06-6645--3801 MAIL:junnai@med.osaka-cu.ac.jp |
ホームページ |
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/heart/index.html ![]() |
概要 |
循環器内科学の母体である第一内科学講座は、小田敏郎初代教授のもと昭和23年に設立されました。その後、塩田憲三教授、武田忠直教授、吉川純一教授のもと、循環器病学の臨床ならびに基礎研究において、研究成果を上げてまいりました。平成18年より葭山稔先生が第一内科の第五代教授に着任しました。平成22年の大学院重点化に伴い、第一内科は、臓器器官病態内科学大講座の中の循環器病態内科学、呼吸器病態制御学と腎臓病態内科学の3分野に移行し、この編制に伴い、葭山教授が第一内科教授から循環器病態内科学初代教授を引き継ぎました。その後、当教室の正式名称を「循環器内科学」に改め、臓器別診療科として、着実に実績を重ねております。 また、当講座は附属病院の心血管疾患集中治療部(CCU: Cardiovascular Care Unit) の運営も行っており、24時間体制で急性冠症候群をはじめとする循環器救急の受け入れを行ない、大都市である大阪市内唯一の大学病院循環器センターとしての役割を果たしております。 |
概要 | 心血管疾患患者では進行性の骨格筋萎縮が高頻度に発生し、死亡の独立した危険因子となることが知られています。これらの患者さんに対して、骨格筋量を維持するための積極的な運動が診療ガイドラインにも推奨されています。心不全や腎不全が骨格筋委縮を引き起こすことは広く認識されていますが、逆もまた真なりか?つまり骨格筋量の維持・増加が心腎障害を改善しうるか? という疑問はこれまで明らかにされていませんでした。われわれはこれまで骨格筋肥大が誘導できる遺伝子改変マウスを作製し、骨格筋由来分泌因子 -マイオカイン- を介した骨格筋と多臓器の連関について研究を推進し、筋肉の機能を維持することの有用性を明らかにしてきました。マイオカインを介した臓器間ネットワークの解明は、運動療法の臨床的有用性の分子機序解明のみならず、新規バイオマーカーや治療標的の同定に繋がる可能性があると考えています。 論文等:Cell Metab. 2008. FEBS Lett. 2008. Arterioscler Thromb Vasc Biol.2011. Circ Heart Fail. 2012. J Am Soc Nephrol. 2014. Int J Cardiol. 2016, 2018. |
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担当教員 | 泉家康宏、柴田敦、北田諒子 |
概要 | 動脈硬化や血栓塞栓症は、脳梗塞、心筋梗塞などの日常生活活動の著しい低下を引き起こす疾患の原因となり、現在大きな社会問題となっています。これらの疾患のリスク評価として、心血管エコーなどの心血管画像診断法による心機能低下、心腔内血栓像、血流うっ滞像、高度動脈硬化性病変の存在などの形態的評価が重要です。また、その一方で、炎症や酸化ストレスに関連するバイオマーカーによるリスク評価についても期待が寄せられています。さらには、近年24時間血圧計による血圧変動などの機能的評価の重要性も明らかになりつつあります。我々は、心血管エコーなどの非侵襲的心血管画像診断法を軸として、バイオマーカーや血圧変動などを加えた多面的なアプローチから、主に動脈硬化や血栓塞栓症の発症メカニズムの解明を目指した研究をおこなっています。 |
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論文等 | Stroke 2008, Atherosclerosis 2010, 2014, 2015, Am Heart J 2015, Am J Cardiol 2011など |
担当教員 |
伊藤朝広、小川真奈 |
概要 | 当科では大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVI)、僧帽弁逆流症に対する経カテーテル的僧帽弁接合不全修復術 (MitraClip)、心房中隔欠損症、動脈管開存症に対する経カテーテル的閉鎖術が施行可能です。 これら構造的心疾患に対する至適治療法を研究しています。 |
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担当教員 | 伊藤朝広、岡井主、小川真奈 |
概要 | 当科では冠動脈石灰化病変に対するRotational atherectomyを積極的に施行しています。石灰化の評価及び至適治療法について光干渉断層法を用いた研究に力を入れています。 |
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担当教員 | 山崎貴記、井口朋和、岡井主、紙森公雄 |
概要 | Brugada症候群は、突然死の原因疾患として世界的に注目され、その臨床的特徴、心電図学的あるいは電気生理学的特徴が明らかになってきています。日本を含む東アジアに多く見られ、男性が多く(日本では約90%)、最も働き盛りの40-50歳での発症が多いですが、未だその成因や発症予防の方法、心室細動(VF)や心停止の既往のない症例での高リスク症例の同定法などは明らかになっていません。我々はこの症候群の特徴的な心電図所見の変動性に着目し、微小電位を評価可能な加算平均心電図や24時間記録可能なホルター心電図を用いて電気的変動性からVF発症の予知指標を検討し、国際学会や英文論文で報告しています。現在、近年健診で指摘される無症候性Brugada型心電図症例における非侵襲的リスク評価法を研究しています。 |
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担当教員 | 吉山智貴 |
教授 | |
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准教授 | 泉家康宏、江原省一、岩田真一 |
講師 | 山崎貴紀、伊藤朝広 |
助教 | 紙森公雄 |
病院講師 | 井口朋和、柴田敦、吉山智貴、北田諒子、岡井主、小川真奈 |