学域名 | 臓器器官病態内科学講座 肝胆膵病態内科学 (英語表記)Hepatology |
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代表者 |
![]() 教授 河田 則文
- Norifumi Kawada
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場所 | 学舎 17階 |
連絡先 |
TEL:06-6645-3897 MAIL:shoukaki-lbp@med.osaka-cu.ac.jp |
ホームページ |
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/liver/ ![]() |
概要 |
肝胆膵病態内科学講座は、医学部の大学院医学研究科の再編に伴い平成13年に内科学第3講座を母体として新設され、平成19年1月より河田則文教授のもと再スタートをきりました。旧内科学第3講座は昭和43年(1968年)に山本祐夫先生が創設されてその名を日本中に轟かせた肝臓病学のメッカとなり、以降も本講座は国内外に対する肝臓病研究の拠点として、情報発信と質の高い臨床医・研究者のインキュベーターとなっています。 肝胆膵病態内科学講座(診療科としては肝胆膵内科)は主として肝臓病や膵臓病に関して実に広範な仕事をしています。第3内科開講当時は抗結核薬で生じる薬物アレルギー性肝炎のメカニズムの解明がメインテーマでした。その後、劇症肝炎や輸血後肝炎の臨床と研究、B型やC型肝炎に対するインターフェロン療法の推進、インターフェロンや漢方薬による肝発癌抑制など世界に誇る多数の輝かしい業績をあげてきました。現在は肝疾患診療拠点病院としての活動を行ないつつ、最新の治療薬を用いたウイルス性慢性肝疾患の治療(C型肝炎に対する直接作動型抗ウイルス剤での治療、B型肝炎に対する核酸アナログ治療など)、超音波誘導下あるいは腹腔鏡を用いた肝癌治療、非アルコール性脂肪性肝炎の診断と病態解析、膵癌化学療法などに取り組んでいます。基礎研究においても世界レベルの業績を出版しており、常時JSPSやAMEDなど国からの研究支援を受けています。また、肝癌治療に対する肝動脈塞栓術を開発された放射線科、肝癌切除術数日本有数を誇る肝胆膵外科、さらには公衆衛生学教室、解剖学教室など学内の臨床系・基礎系大学院講座とも密に連携しており、肝疾患患者数が非常に多いという大阪市の地域特殊性に柔軟に対応しつつ、肝臓病学を学問的に発展させています。 |
概要 | 直接作用型抗ウイルス薬の開発によりC型肝炎ウイルス(HCV)に対する治療は、大きく進歩した。しかしながら多剤耐性HCVの出現など現在の薬剤ではHCVを排除できない場合もある。またHCV排除後にも肝癌を発症する等、肝疾患の進行する場合もある。これら病態解明のためウイルス側と宿主側の背景を解析し、新たな治療法の開発を目指している。 |
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概要 | 現在、B型肝炎の治療にはインターフェロンまたは核酸アナログが用いられている。前者では治療期間が限定できるが奏効率は低く、後者では治療効果は確実であるが長期の治療を要する上、治療中にも一定の頻度で肝発がんがみられる。そこで奏効率の向上を目指した併用療法など適切なプロトコールの開発を試みる、あるいは治療中の発がん症例のウイルス学的・臨床的特徴を明らかにするなどの研究を行っている。 |
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教授 | 河田則文 |
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病院教授 | 田守昭博 |
准教授 | 榎本 大 |
講師 | 打田佐和子、萩原淳司、藤井英樹 |
助教 | 川村悦史 |
病院講師 | 元山宏行、小塚立蔵、小谷晃平、小田桐直志 |