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専門外来のご案内

呼吸リハビリ

 慢性閉塞性肺疾患の方は,慢性的な気道閉塞のために体動時の呼吸困難,咳,痰,喘鳴などの症状を示し日常の活動が低下しているうえ,感染などによる急性増悪の反復での入退院を繰り返す事も少なくありません。
 さらに,呼吸困難に対する不安感のために呼吸困難を感じやすく,体動時により強く息切れを感じるという精神・心理学的障害も加わり悪循環を形成することもしばしば見られます。
 このようなことから慢性閉塞性疾患患者は,日常の家庭生活,社会生活に於いて,一般の人々に比べて大変なハンディキャップを背負い日常の生活活動や生活の質が低下しています。
 呼吸リハビリテーションはこのような問題を出来る限り軽減して,個人の自立と活動のレベルを高めかつそれを維持することを目的としています。具体的には患者さんとその家族の方に疾患に対する理解を深めて頂くために病気の勉強をし,その上で心身のリラクゼーション,柔軟体操,運動療法を呼吸(腹式呼吸,口すぼめ呼吸)と合わせて行います。また痰の多い方には気道クリーニングも指導します。