センターのご案内

  • Home
  • センターのご案内
  • 施設の紹介

施設の紹介

院内の施設の紹介

初療室(地下1階)

附属病院地下1階に、重症患者の受け入れ部門として、救命救急センター処置室を整備しています。
複数の患者が同時に搬入された場合にも対応できるよう、広めの処置室を2室設けています。いずれも生体監視モニターと人工呼吸器を設置し、重症救急患者に緊急対応できる機能を有します。また、無影灯や麻酔器も使用できるため、短時間の手術などは処置室内で実施することが可能です。
同じフロアには、救急診療に必要な放射線検査部門(単純レントゲン、CT、MRI)があります。また、内視鏡センターも同じフロアにあります。

ECU・救命救急病棟(4階)

4階には救命救急センターの専用病床として6床の集中治療室(ECU:Emergency Care Unit)と12床の救命救急病棟、創処置用シャワー室を整備しています。

ECU

ECU ECU

6床のうち、5床はオープンスペースに、1床は感染症患者に対し陰圧環境の設定が可能な個室として整備しています。
すべての病床に、集中治療管理のための生体監視モニターと人工呼吸器を配置し、天井から吊るしたシーリングペンダント上に、これらの機器を設置しています。
シーリングペンダントを用いることにより、ベッド周囲の配線が整理でき、緊急時の処置が安全かつ容易に実施できるようになっています。
ECU内では、呼吸循環の集中治療管理に加え、以下の機器を整備して、より高度な医療を提供できるようにしています。

  • ECMO(人工心肺)
  • IABP(循環補助装置)
  • 心臓ペースメーカ
  • 頭蓋内圧監視装置
  • 体温管理装置
  • 持続的血液濾過透析
  • 血液透析
  • 血漿交換
  • 重症熱傷管理用ベッド
  • 自動体位変換ベッド
  • 気管、気管支内視鏡
  • 消化管内視鏡
  • 超音波検査装置(心臓含む)

また、ECU内には救急専用の検査室を設けており、血液生化学検査、動脈血ガス検査、尿浸透圧検査、グラム染色等がいつでも迅速に実施できます。

救命救急病棟

ECUに隣接して12床(3床×4室)の救命救急センター病棟があります。
これらの病床は機能的にはHCUに準じており、すべてのベッドで生体監視のセントラルモニタリングがなされ、人工呼吸器を使用するためのガス配管も整備されています。

電子カルテシステム・カンファレンス室

電子カルテシステム

電子カルテシステム
大阪公立大学医学部附属病院救命救急センターでは、ペーパーレス電子カルテを平成19年5月から導入し、基幹部門システム(HOPE/EGMAIN-EX、富士通)と重症部門システム(PIMS、フィリップス社)の両者が連動して稼働していました。 2015年1月からは、基幹部門システムの更新に伴い(HOPE/EGMAIN-GX、富士通)と重症部門システム(Fortec ACSYS、フィリップス社)の両者が連動して稼動しています。
カルテ記載や、検査部・放射線部・手術部・輸血部・中央材料部門などへのオーダーについてはHOPE/EGMAIN-GXから、モニタリングデータや熱計表の確認、輸液指示などはACSYSから行ないます。
電子カルテシステム患者の状態が時々刻々と変化する救急医療の現場で、バイタルサインのパラメータがリアルタイムに把握でき、それに対して輸液の持続投与量の変更などの適正管理もできる…このようなことが電子媒体を通じて可能であろうか?そんな疑念をきれいに払拭してくれる電子カルテシステム、それがACSYSです。 さらに当センターでは初療室においては、従来より初療専用の電子カルテ独自の「初療PIMS」を用いて、外傷や心肺停止などの初期診療を滞りなく実施できています。

カンファレンス室

カンファレンス室
救命救急センター病棟内には30名が討議可能なカンファレンス室を設けています。朝・夕のカンファレンス時には、大型モニターに映し出される電子カルテのデータを閲覧しながら、全患者さんの状態等を共有し、診療内容についてのディスカッションを重ねています。

Dr.car

2017年5月大阪市内初のドクターカーを導入しました。症例数も徐々に増加し2019年には年間285回となりました。またドクターカー研修として常時救急隊員を受け入れる重要な事業となっています。ドクターカー運行はコロナ禍で一時中断を余儀なくされましたが、2021年より運行を再開しました。

ドクターカー症例数