Refractory cytopenia of unilineage dysplasia（RCUD）
＊refractory anemia（RA）、refractory neutropenia（RN）、refractory
thrombocytopenia（RT）に分類される
thrombocytopenia（RT）に分類される
＊末梢血所見：①1～2系統の血球減少、②芽球（-）またはごくわずか（1％未満）
＊骨髄所見：①1系統で10％以上の細胞に異形成、②芽球5％未満、環状鉄芽球15％
未満（赤芽球に占める割合）
未満（赤芽球に占める割合）
＃ 3系統の血球減少の時にはMDS-Uに分類
＃ 骨髄の芽球が5％未満で、末梢血の芽球が2-4％の場合にはRAEB-1と診断。末梢
血の芽球が1％の場合にはMDS-Uと診断
血の芽球が1％の場合にはMDS-Uと診断
Refractory anemia with ringed sideroblasts（RARS）
＊末梢血所見：貧血、芽球（-）
＊骨髄所見：①赤芽球系の異形成のみ、②環状鉄芽球15％以上、③芽球5％未満
Refractory cytopenia with multilineage dysplasia（RCMD）
＊末梢血所見：①血球減少（多くは2-3系統）、②芽球（-）またはごくわずか（1％未満）、
③アウエル小体（-）、④単球1000/μl未満
③アウエル小体（-）、④単球1000/μl未満
＊骨髄所見：①2系統以上で10％以上の細胞に異形成、②芽球5％未満、③アウエル小
体（-）、④環状鉄芽球15％未満/以上
体（-）、④環状鉄芽球15％未満/以上
＃ 骨髄の芽球が5％未満で、末梢血の芽球が2-4％の場合にはRAEB-1と診断。末梢
血の芽球が1％の場合にはMDS-Uと診断
血の芽球が1％の場合にはMDS-Uと診断
Refractory anemia with excess of blasts（RAEB）-1
＊末梢血所見：①血球減少、②芽球5-19％、③アウエル小体（-）、単球1000/μl未満
＊骨髄所見：1-3系統に異形成、②芽球5-9％、③アウエル小体（-）
＃ 骨髄の芽球が5％未満で、末梢血の芽球が2-4％の場合にはRAEB-1と診断。末梢
血の芽球が1％の場合にはMDS-Uと診断
血の芽球が1％の場合にはMDS-Uと診断
＃ 末梢血の芽球が5％未満、骨髄の芽球が10％未満でアウエル小体が認められる場
合には、RAEB-2と診断
合には、RAEB-2と診断
Refractory anemia with excess of blasts（RAEB）-2
＊末梢血所見：①血球減少、②芽球5-19％、③アウエル小体（±）、④単球1000/μl未
満
満
＊骨髄所見①：1-3系統に異形成、②芽球10-19％、③アウエル小体（±）
Myelodysplastic syndrome-unclassified（MDS-U）
末梢血所見：①血球減少、②芽球1％以下
骨髄所見：①異形成は1-3系統に10％未満であるが、MDSが推定される染色体異常が
ある、②芽球5％未満
ある、②芽球5％未満
Myelodysplastic syndrome with isolated del(5q)（MDS with isolated del(5q)）
＊末梢血所見：①貧血、②通常、血小板数は正常または増加、③芽球（-）またはごくわ
ずか（1％未満）
ずか（1％未満）
＊骨髄所見：①低分葉核をもつ巨核球が正常または増加、②芽球5％未満、③del(5q)
の単独異常、④アウエル小体（-）
の単独異常、④アウエル小体（-）
付 診断時に骨髄異形成症候群で認められる染色体異常
＊+8、-7あるいはdel(7q)、-5あるいはdel(5q)、del(20q)、-Y、i(17q)あるいは(17p)、-
13あるいはdel(13q)、del(11q)、del(12p)あるいはt(12p)、del(9q)、idic(X)(q13)
13あるいはdel(13q)、del(11q)、del(12p)あるいはt(12p)、del(9q)、idic(X)(q13)
＊t(11;16)(q23;p13.3)、t(3;21)(q26.2;q22.1)、t(1;3)(p36.3;q21.2)、t(2;11)(p21;q23)、
inv(3)(q21;q26.2)、t(6;9)(p23;p34)
inv(3)(q21;q26.2)、t(6;9)(p23;p34)
＊refractory cytopenia with unilineage dysplasia（RCUD）という亜分類の項目が設
定され、その中にはrefractory anemia、refractory neutropenia、refractory
thrombocytopeniaの3項目が含まれます。異形成の比率は各系統10％以上を陽性と
し、血球減少はヘモグロビン10g/dl未満、好中球絶対数1800/μl未満、血小板10万/μ
l未満と定義されます。異形成の比率は赤芽球100細胞、顆粒球200細胞、巨核球30細
胞をカウントした算出。
定され、その中にはrefractory anemia、refractory neutropenia、refractory
thrombocytopeniaの3項目が含まれます。異形成の比率は各系統10％以上を陽性と
し、血球減少はヘモグロビン10g/dl未満、好中球絶対数1800/μl未満、血小板10万/μ
l未満と定義されます。異形成の比率は赤芽球100細胞、顆粒球200細胞、巨核球30細
胞をカウントした算出。
＊異形成の比率が骨髄異形成症候群の基準を満たさず（10％未満）、6ヶ月以上持続す
る1系統以上の血球減少があり、染色体異常も認められない症例に対してidiopathic
cytopenia of uncertain significance（ICUS）という項目が設定されています。
る1系統以上の血球減少があり、染色体異常も認められない症例に対してidiopathic
cytopenia of uncertain significance（ICUS）という項目が設定されています。
|
|
