学位医学博士
私は京都府北部の綾部市山家という現在では過疎地になりつつある小さな町の出身です。田舎に帰るたびに近隣の家と棲んでいる人の数が少なくなるのがわかり寂しい気がしますが、山家城というお城がすぐ近くにあったせいか、城下町の風情を多少今にも残している街並は哀愁があります。小学生の頃の遊びは当然自然の中で汗をかくことでした。春はヤマブキやゼンマイを取り、夏は蝉、クワガタやカブト虫とりに熱中し、川で泳ぎ、秋は団栗でコマを作り、冬は小高い丘でスキーをする、といった今から考えても理想的な生活を送っていました。小学生の頃は草野球、中学生のころは肩を痛めたこともあって野球をやめ剣道に熱中していました。足は現在も長くはありませんが、短距離走は早く、中学時代100 m走の記録を京都府下の記録集にのせてもらったことがあります。つまり、このころまでは一応スポーツマンでした。高校に入ると、京都府下の高校から医学部に進学するのは至難の業であることを自覚し、自分なりに頑張って受験勉強しましたが、やはり国公立大学医学部の壁は高く、結局、2年間の浪人生活を送りました。この間下宿でお世話になったのが京都市左京区の岩倉というこれまた田舎町なのですが、その岩倉から今もある京福電鉄で出町柳まで乗り、同志社大学の前を今出川通り沿いに歩いて近畿予備校(最近、なくなったことを知りました)に通った2年間は、それはまたそれで楽しい、懐かしい思い出です。縁があって大阪市立大学に入学しましたが、ここから大変というか、はちゃめちゃな生活が始まります。田舎から出てくるとやはり都会は魅力的でした。また、住んでいたマンションの近くの喫茶店のマスターやそのお客さんたち、つまり医学部以外の方々、とのつきあいが広くなり、サラリーマン的遊興に邁進してゆきました。つまり、夜になるとミナミの宗右衛門町、周防町、鰻谷に出没するようになり、夜中までどんちゃん騒ぎをして、ようやく薄日が射し始めた頃寝るためだけに自宅に帰るという学生生活でしたが、なんとか卒業試験、国家試験をクリアして医師免許を取得することができました。
医師になると、またまた生活は一変しました。医師2年目にして大学院へ入学して研究に没頭するようになりました。興味を抱いたのは免疫学。インターロイキンや腫瘍壊死因子が話題になっていたころであり、このようなホルモン様物質を分泌するマクロファージに興味を抱いたのです。肝臓の中にはKupffer細胞という生体内最大のマクロファージがいるのですが、この細胞がインターロイキンや腫瘍壊死因子を過剰産生してしまうと肝細胞が障害される、つまり、急性肝不全が生じる、そのメカニズムを大学院の4年間昼夜を問わず研究しました。この細胞の研究を続けようと思いドイツ、フライブルグ大学生化学研究施設のKarl Decker教授のもとへ留学することを決意しました。Decker教授は当時この細胞の研究では世界ナンバーワンだったのです。しかしながら与えられた仕事は以外にもKupffer細胞に関するものではなく、それこそが今もメインテーマの一つにしている星細胞(伊東細胞)と肝臓の線維化だったのです。帰国後も星細胞の研究を続け、その結果、幸運にも星細胞から哺乳類第4番目のグロビンとなる、サイトグロビン、を発見することができ、現在この蛋白質の機能解析に熱中しています。まさに災い転じて福となす、というか、与えられた仕事に果敢にチャレンジしてみると思わぬ展開が開けるものだという経験をしたものでした。
最近では臨床医として、飛躍的に進歩したC型慢性肝疾患の治療で講演する機会が増え、また、府民・市民の皆様に向けた肝臓病の啓発活動を活発に行なっています。 以上のように、私のこれまでの人生は予測のつかないハラハラドキドキの波瀾万丈を地で行くようなものでした。が、「まあなんとかなるか」といつも楽天的に考えていたのが良かったのかもしれません。これからも、仕事は勿論のことですが、ファッションも遊びも世間をリードできる存在になれるように、万事にチャレンジしていこうとしています。50歳になってからゴルフを始めて時々楽しんでおり、本年のお正月に最高スコア93まで到達しました。また、どんどん海外へ出かけようと思っています。時空を越えた経験こそ自分の宝だと思うからです。
大切にしている言葉:ユニーク、独自性、自分らしさ
好きな食べ物:牛肉と生野菜
好きなお酒:最近は日本酒が美味しいと思っています
好きな国:日本と欧州、特にイタリア
気分転換:髪型を変える
健康維持:フィットネスクラブ、ゴルフ、夜長族をやめること
気にしていること:体重、体型を維持すること、服装
肝線維化の解明と治療、細胞生物学、C型慢性肝疾患の診療
肝臓
J. Biol.Chem 2001; 276; 28274-80
学位医学博士
1967年生まれ、乙女座、B型
1993年 大阪市立大学医学部卒
2004~2005年 テキサス大学のStanley M. Lemon博士の下に留学
医学生の頃は野球部所属
趣味:音楽鑑賞(敬愛するミュージシャンはジョン・レノン、ジョン・コルトレーン、ポール・ウェラー、モーリス・ラヴェル)
主にウイルス性肝炎の診療・研究に取り組んできました。留学中には、C型肝炎ウイルスに対する自然免疫に関する基礎研究に携りました。免疫は私にとって難しく、その後深く入り込むことはありませんでしたが、その重要性は臨床現場でもますます増しています。例えば肝炎ウイルスのみならず新興ウイルス感染症の病態の制御にも免疫の理解は重要ですし、肝細胞癌に対する全身化学療法においてもがん免疫療法が第一選択になりました。また、私たちの分野には数多く難治の病気が残されています。これからも診療に研究に、真摯に取り組んでいきたいと思います。
学位医学博士
1999年 大阪市立大学医学部卒
趣味:エレクトーン、刺繍。
肝癌をはじめとした肝疾患全般の診断・治療、なかでも、超音波を用いたより侵襲の少ない診断・治療に取り組んでいます。また、内科での局所麻酔下腹腔鏡検査・治療も積極的に行っています。胆膵癌の化学療法も行っています。
消化器・肝胆膵
学位医学博士
2010年4月より国立がんセンター中央病院肝胆膵内科を離れ4年ぶりに大学病院に復帰いたしました。日本でまだ数少ない臨床腫瘍学会専門医(癌の専門医)として、大学病院でも肝胆膵領域の癌治療に従事しています。肝癌に対しては、局所療法(ラジオ波焼灼術、エタノール注入療法)、経カテーテル的肝動脈塞栓術、全身化学療法(ソラフェニブなどによる抗がん剤治療)などを、また、胆膵癌に対しては、全身化学療法(抗がん剤治療)、放射線化学療法などを行っております。肝胆膵領域の癌治療においては外科及び放射線科との協力及び連携体制が重要で定期的に症例の検討を行っております。 また研究面では、臨床試験の考案と運営、膵癌の発癌メカニズムの究明および抗がん剤の効果と代謝酵素との関係解明に精力を注いでおります。
肝胆膵領域の癌治療
学位医学博士
素直・謙虚・感謝
非アルコール性脂肪性肝疾患の病態の解明
消化器・肝臓
学位医学博士
1999年 川崎医大卒業
2005年 大阪市大大学院医学研究科 博士課程修了
2011年 大阪市大医学部附属病院 病院講師
2017年 大阪市立十三市民病院 消化器内科医長
2019年 大阪社会医療センター付属病院 内科長
2022年 現職
肝疾患の画像解析、胆管癌の遺伝子解析
受賞4回
学位医学博士
2004年 山口大学医学部卒業
2013年 大阪市立大学大学院医学研究科 博士課程修了
2014年 大阪市立大学医学部附属病院 病院講師
2018年 厚生労働省健康局がん・疾病対策課 B型肝炎訴訟対策室長補佐(厚生労働技官)
2019年 厚生労働省健康局がん・疾病対策課 肝炎対策推進室長補佐(厚生労働技官)
2020年 現職
B型・C型肝炎ウイルスの遺伝子解析、宿主遺伝子多型、肝発癌予測などを中心に研究を行っています。また、2018年4月から2年間、厚生労働省に人事交流で出向し、医系技官として実際に肝炎総合対策を推進する貴重な機会を得ました。今後は厚生労働省での勤務経験を生かし、行政研究にもフィールドを広げたいと考えています。
ウイルス性肝炎の診断・治療
学位医学博士
1961年生まれ
1986年 大阪市大・医学部卒業
1998年~1999年 Johns Hopkins Oncology 留学
消化器病学・肝臓病学
学位医学博士
2004年 兵庫医科大学医学部卒
趣味:テニス、筋トレ、スポーツ観戦、家庭菜園
平成26年度より病院講師を拝命いたしました。肝臓病を中心に消化器疾患の臨床、研究に取り組んでいます。
肝臓は線維化が進行すると肝硬変へと至ります。その結果、肝内外門脈系血管などの循環障害が生じ、門脈圧亢進状態となります。それに伴い食道胃静脈瘤、汎血球減少、腹水、浮腫などを合併しQOLが低下するため、肝線維化に対する治療はもちろんのこと、肝硬変の合併症に対する治療も積極的に行っています。肝硬変についてはまだまだ決定的な治療がないのが現状ですが、できうる限り患者さんの立場に立ち、満足度の高い医療を行いたいと思います。
また、当科では定期的に腹部超音波講習会を主催しており、学び舎である大学において学生、研修医および若手医師の教育にも力をいれております。
消化器病学、肝臓病学
学位医学博士
2004年 大阪市立大学医学部卒業
2006年 大阪市立総合医療センター 初期研修修了
2009年 大阪市立総合医療センター後期研修修了
2013年 大阪市立大学大学院医学研究科 博士課程修了
消化器・肝胆膵領域の機能画像を用いた診断と治療への応用について研究をしています。また門脈圧亢進症の病態解明を目指し、日々診療を行っております。
学位医学博士
2009年 富山大学医学部卒業
2011年 大阪市立大学医学部附属病院 初期臨床研修修了
2012年 東住吉森本病院
2013年 大阪市立総合医療センター
2018年 大阪市立大学大学院医学研究科 博士課程修了
2019年 大阪市立大学医学部附属病院 病院講師
大学院時代は機能細胞形態学講座に所属させて頂き、肝星細胞の老化関連分泌表現型をテーマとした基礎研究を行っておりました。臨床においては肝胆膵疾患全般の診療に携わっており、肝疾患に対する診断的腹腔鏡検査も行っています。
消化器病学、肝臓病学
学位医学博士
2012年 大阪市立大学医学部卒業
2021年 大阪市立大学大学院医学研究科 博士課程修了
2021年 現職
博士課程では病態生理学教室に所属し、「腸内細菌と肝疾患」に関する基礎研究を行なっておりました。肝臓と消化管は門脈で交通しており、腸内細菌やその代謝物が肝臓に与える影響は大きいと考えております。今後はこれまでの経験を活かし、肝胆膵疾患全般を対象として診療に取り組んで参ります。
消化器病学、肝臓病学
肝胆膵内科領域を主とした消化器内科一般の診療に携わっております。一人一人の患者様に寄り添い、全人的な医療を提供できるよう心掛けております。どうぞよろしくお願い致します。
大阪市立大学医学部3年生の時に、実習の一環として、慢性肝疾患と血小板減少症に関する因子について少し研究のお手伝いをさせていただく機会があり、その時から肝臓という臓器に興味を持つようになりました。 それをきっかけに、年生の選択BSLで肝胆膵内科を選び、月日を経て今に至ります。今でも、興味は尽きることなく、新しい真実(?)や治療がでてくるたびに面白いと感じています。 また、経験豊富な先生方から多くのことを吸収し、一人一人の患者さんにベストを尽くせる医師になれるよう、精進してまいります。
2013年 大阪市立大学医学部卒業
2015年 肝胆膵内科医局に入局、同大学勤務
2016年~18年 東住吉森本病院勤務
2019年4月~ 大阪市立大学医学部大学院に進学
<スポーツ>
高校・大学と空手道に邁進
2013年3月に大阪市立大学医学部を卒業し、2年間の初期臨床研究の後、2015年より当大学の肝胆膵内科の医局に入局致しました。大学や関連病院で研修を積ませて頂き、2019年より当医局の大学院に進学致しました。
より良い医療を患者様に提供できるよう医師としての修練を積むことはもちろんですが、病気自体の解明・医学の進歩に取り組む大学院での研究にも魅力を感じております。
臨床・研究の両方で肝胆膵分野の修練を積んで参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
Greetings, everyone. My full name is Ngo Vinh Hanh. I'm 26 years old. I have graduated from Military Medical University in 2017. and my major is general practitioner.
After that, I spent 2 years working in Center for Gene and Protein research of Hanoi Medical University, specializing in Cell Culturing for Autologous Immune Enhancement Therapy.
I really appreciate the opportunity to come here and study. I'm looking forward to work under everyone's care and guidance. Thank you very much.
笠松と申します。消化器・肝胆膵を中心とした内科ローテートをしておりましたが、この度、以前より興味を持っていた肝胆膵内科領域についてより深く勉強したいと思い、2018年4月より前期研究医として入局させていただきました。まだまだ未熟者ではありますが、多数の症例を経験し、技術・知識を吸収し、患者様から信頼されるような医師を目指したいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
Greetings, everyone. My full name is Nguyen Van Khanh. I'm 39 years old. I graduated from Hue University of Medicine and Pharmacy in 2008 and my major is a general practitioner.
After that, I spent 2 years studying to become a master of anatomical pathologist at Hanoi Medical University. After finishing my master's course, I worked for Quang Nam Center general hospital for 7 years and I have been working for VinMec Healthcare System since 2017.
I appreciate the opportunity to come here and study. I'm looking forward to working under everyone's care and guidance. Thank you very much.
Hello, everyone. My name is Nguyen Thi Ha. I’m in my late-twenties and I come from Vietnam. I have finished the 6-year-course as a general practitioner student at Hanoi Medical University since 2018. After that, I pursued the resident doctor program in Microbiology Department at the same university and experienced one year working at Hanoi Lung Hospital as a microbiologist.
It’s a pleasure and honor for me to study in Department of Hepatology at Osaka Metropolitan University. I will take advantage of this precious opportunity to get some deep insight into molecular biology and genomics that I’m really interested in. I’m looking forward to study under your gentle care and supervision. Thank you very much.
Greeting everyone
My full name is Pham Minh Duc, 30 years old, Vietnamese citizen. I graduated from Ha Noi Medical University in 2015 and after these courses, I completed 3 years of residency training specialized in Gastroenterology and Hepatology at Hanoi Medical University Hospital. After this time, I’ve got my career as a lecturer at the Department of Internal Medicine and gastroenterologist and hepatologist at Hanoi Medical University Hospital. The burden of hepatological diseases and their complications in South East Asia countries makes the treatment and prognosis very poor, which makes challenging issues for the physician. Understanding many obstacles when participating in the molecular and clinical hepatological and gastroenterological researches in our national situation about medical facilities, professionals, and financial supports, I choose an opportunity to have a doctoral course abroad. Department of Hepatology in Osaka City University is the best destination for me to fulfill my dream to become a “true researcher” with the help of Professor Kawada and his colleges. Thank you Professor Kawada and Dr. Thuy Le for accepting me as a member of this team, I will try my best in the future.
Good morning/afternoon every one.
My full name is Nguyen Tran Quang Sang. I'm 38 years old. I graduated from Ha Noi Medical University in 2009 and my major is a general practitioner.
In 2014, I spent 2 years studying to become a master in medicine at Hanoi Medical University.
I got the degree of Second Degree Specialist – Surgery, in 2022. I have been working for VinMec Healthcare System since 2021.
I have studied in Japan many times before. From that, I have learned a lot of knowledge that help a lot of with my career.
I appreciate the opportunity to come here and study. I'm looking forward to working under everyone's care and guidance.
Thank you very much.
2012年度より、肝炎防止調査センターにて、勤務させていただいております。
病院職員の針刺し事故や肝炎ワクチンの対応、肝炎センター採血の管理・DAAのカレンダー作成・各種研究のお手伝いや、宴会芸も頑張っています。
先生方のご指導をいただきながら、日々精進してまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2020年度より、肝炎防止調査センターにて勤務させて頂く事になりました。
病院職員の針刺し事故や肝炎ワクチンの業務をさせて頂いております。
肝胆膵内科の皆様のお役に立てる様に日々精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
2019年10月より勤務させていただいております倉田知実と申します。
まだ至らぬ点は多々あり、ご迷惑をおかけすることがあると思いますが一日でも早く仕事に慣れるよう努力いたしますので今度ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
令和2年4月より勤務させていただくことになりました、福田絢と申します。
これまでは市大病院にて、病棟クラークの仕事をしておりました。
このたびご縁をいただき、肝胆膵内科で働くこととなりました。
未経験の職種のため、不慣れな点も多く、皆様にはご迷惑をおかけするかと思いますが、1日でも早くお役に立てるよう努力してまいります。ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
令和5年4月より勤務させていただいております福井恵美子と申します。
不慣れな点も多く、皆様にご迷惑をおかけするかと存じますが、 1日でも早くお役に立てるよう努力してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。