小児外科

小児外科医からひと言

小さなお子さんが手術を必要とする病気になることはめったにありません。
手術というのは、身体に傷をつけて直接病巣を取り除く、あるいは正常に治す、といった医療行為であり、当然痛みを伴いますし、出血もします。しかし、病気を治すために必要なのであれば、誰かがそれを行わなければなりません。私たち小児外科医は、新生児から学童までの小児の身体的特徴や、成人とは違う病気の特徴を理解し、その上で手術を行うための専門的な訓練を受けています。
幸い、ほとんどの小児外科疾患には確立された治療法があり、手術を受けることによって後遺症なく治癒します。中には、手術のみでは治癒することが困難な疾患や、治療後に後遺症を残してしまうこともありますが、その様な場合でも、私たちは常に最善の方法を考え、患児とご家族に寄り添い続けます。
より安全に、より痛みを少なく、より傷をきれいに、私たちの努力は終わりません。