留学報告

平成21年卒 手外科グループ 新谷康介

私は、2018年4月から、フランス Clinique Bizet (Institut de la Main), Necker-Enfants Malades Hospital、オーストラリア Royal North Shore Hospitalを主な施設として、臨床留学をさせていただいております。

~海外留学に至るまで~ 私は、市中病院と大学病院で研修を積んだ後、大学院に進学し、昨年度学位を取得いたしました。私は、以前より海外へ留学したいと考えておりましたが、国内だけでなく海外においても精力的に活動される同門の先生方と仕事をさせていただいた事が、大きなきっかけであったと思います。海外へ臨床留学する目的としては、⒈世界的に評価されている施設や先生のもとで研修を受ける、2.日本の常識は海外でも通用するか確かめる、3.海外の知り合いを増やして繋がりを広げる、事を考えました。多くの先生方のご支援によって、海外での留学生活を開始する事ができました。

~海外留学中に感じた事~ 日本にいても海外の情報を得る事は、もはや難しい事ではないですが、やはり生の声に勝るものはないと感じます。Fellowとして他のスタッフとコミュニケーションをとる中で、どこにでもある本音トークができます。その施設が評価されるまでに至った過程や努力、日本の良いところ悪いところも見えてきます。世界各国から集まってきた他のFellowとの会話は楽しく、週末はアルコールを片手に各国の常識の違いを話したり、時には愚痴を言ったりして、よい人間関係を築く事ができました。

~今後について~ 海外留学生活は続きますが、住む場所が変われば視点も変わり、施設を転々としている私にとってはちょっとした事でも刺激的です。帰国後は、私が今後留学を考える先生の何か役に立てるようになれればと考えております。

 最後になりましたが、留学の機会を与えて下さいました中村博亮教授をはじめ、同門の先生方、またお力添えいただきました多くの先生方にあらためて厚く御礼申し上げます。

  • ~海外留学中に感じた事~
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