大阪公立大学大学院医学研究科
整形外科学Dept. of Orthopedic Surgery, Osaka Metropolitan University Graduate School of Medicine

関節グループ

関節グループ研究内容

当グループでは、人工股関節・人工膝関節に関する臨床研究を幅広く行っています。以下に当グループで行っている代表的な研究について簡単に紹介します。

人工関節周囲の骨密度の変化

人工関節置換術後、人工関節周囲の骨密度が低下することが知られています。これはインプラントから骨への荷重伝達の仕組みの影響が指摘されており、インプラントのデザインによってこの骨密度の低下が抑制されることが期待されています。当グループでは、デザインコンセプトの異なる人工関節を使い分け、インプラントのデザインが人工関節周囲の骨密度変化にどういう影響を与えるのか、これを調査しています。

最小侵襲法(MIS)の研究

最小侵襲法(MIS)は、ネット上でもTVでも紹介され、一般の人々にも知られてきている手術手技です。侵襲が小さく、患者さんの様々な負担が小さい、とされていますが、当グループでは疼痛・筋力・歩行能力などからこれの検証を行っています。
また、最小侵襲法にも様々な手技があります。これらの手技を使い分け、真に低侵襲な手技はどのようなものなのか、また最小侵襲法における手技上のピットフォールはどのような点なのか、手技の評価・改良にも取り組んでいます。

Navigation System

独自に開発したものまで、幅広く研究を行っています人工関節手術において、術前計画通りにインプラントを設置することは重要です。我々はナビゲーションシステムを用い、より正確なインプラント設置を目指して研究を重ねてきました。従来からある大型のナビゲーションシステムから、独自に開発した簡易型のものまで、幅広く研究を行っています。

インプラント位置の3次元解析

従来、インプラントの位置はレントゲン写真で2次元的に評価されてきました。しかしコンピューター技術の発達により、インプラントの位置を3次元的に、より正確に評価できるようになりました。当グループではこの技術を用い、手術後の人工関節の動きの解析や骨盤傾斜とインプラントの設置角度の関係の調査を行っています。

インプラントの位置の3元解析

参加学会

当グループが主に参加しているのは、下記の学会になります。特にAAOSには積極的に参加しており、毎年メンバー数人が演者として渡米しています。

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