大阪市立大学大学院医学研究科
消化器内科学
3953
食道内視鏡的粘膜下層剥離術後狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術の偶発症に関する検討
表在型食道がんに対する内視鏡治療、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は安全で有効な治療法として広く普及していますが、食道ESD後の潰瘍が治る過程で狭窄(食道が狭くなる)を生じることがあります。食道狭窄に対しては内視鏡的バルーン拡張術という方法で狭窄部位を拡張しますが、この治療により出血や穿孔などの偶発症(合併症)を経験することがあります。これまでに偶発症についての研究報告はほとんどなく、当院における食道ESD後狭窄に対して内視鏡的バルーン拡張術を施行した患者さんでの出血や穿孔の発生頻度やリスクを明らかにすることを目的とし、当検討を行います。これにより、今後の治療での対策が可能となり、より安全な診療に貢献できるものと考えています
承認後~2019年12月31日
2006年10月1日~2016年11月30日に大阪市立大学医学部附属病院の消化器内科で、食道ESDを施行し、術後狭窄に対して内視鏡的バルーン拡張術を施行された患者さんが対象です。
診療記録
該当なし
該当なし
研究結果を国内外の消化器領域を中心とした医学学術雑誌や学会にて公表します。その際、個人情報は公表しません.
該当なし
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学 教授 藤原 靖弘
本研究の対象者の方は、問い合わせ先に連絡することによっていつでも本研究への参加を拒否することができます。また、研究への参加を拒否されても、診療に関する不利益等を受けることは一切ありません。
研究分担者:中村 吉宏
住所:545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
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