−USBメモリーなどに感染するウィルスについて−

 

Windowsパソコンでは、記憶装置や記録メディアをパソコンに接続や挿入した際に、自動的にソフトウェアを実行する機能があります。 USBメモリーなどに感染するウイルスは、この機能によって感染を拡大します。

パソコンがこのウィルスに感染すると、USBメモリーなどの外部メモリーを差し込むたび、その外部メモリーにウィルスファイルを作成します(この場合の外部メモリーは、USBメモリーだけではなく、USB接続のハードディスクなども含まれます)。

ウィルス感染したUSBメモリーを他のパソコンに差し込み、自動起動やダブルクリックなどで開くと、そのパソコンもウィルスに感染してしまいます。

主な感染予防対策として、

  • 感染の有無が確認されていないUSBメモリーやUSBハードディスクなどは、不用意に自分のパソコンに接続しない。
  • 接続ドライブをウイルスチェックソフトで定期的にスキャンする。
  • USBメモリーをPCに挿入する場合は、必ず「Shift」キーを押しながら挿入する。
  • リムーバブルディスクを開く場合は、ダブルクリックではなく、メニューの「開く」を使用する。
  • ウィルスが活動しているかどうか確認する。

などがあります。

2009年現在、USBメモリーなどを介して感染するウィルスは、世界中で膨大な種類の亜種が作成されています。以前感染してしまったUSBウィルスが、今度感染したときに同じものだとは限りません。

ウィルスに感染した場合、容易に駆除することはできません。最悪、パソコンの再インストールを行う必要がありますので、日頃からデータのバックアップをこころがけるようにして下さい。

 

● リムーバブルディスクを開く場合
@

 マイコンピュータをダブルクリックします。

A
 
image

 

リムーバブルディスクを右クリックし
メニューの「開く」より開いて下さい。

 

※この方法で完全に大丈夫というわけではあり
ません。最新のUSBウィルスは、この方法でも
感染してしまうものが現れています。

 
● ウィルスが活動しているかどうか確認する
@
 

image


 

マイコンピュータの
「ツール」 − 「フォルダオプション」
をクリック

 
A
image 「表示」タブをクリック
 
B
image

 

「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」
が「ON」になっている。

初期設定は「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」がONになっています。

「すべてのファイルとフォルダを表示する」になっていれば、ウィルスに感染している可能性は低いです。キャンセルでフォルダオプションを閉じてください。

 
C
image

 

「すべてのファイルとフォルダを表示する」
にオプションボタンを変更して、 「OK」ボタンをクリックします。

 
D

再度、「ツール」 − 「フォルダオプション」をクリックして、設定項目を確認します。
オプションボタンが「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」に戻っていればウィルス感染している可能性があります。

 

※現在、沢山の亜種が発生しており、この方法で隠しフォルダや隠しファイルを見ることができても、USBウィルスに感染しているケースがありました。

セキュリティソフトでの定期的なチェック、むやみに他人からのUSBメモリを差し込まない、大事なデータのバックアップを取るなど、複数の対策を行うことが大切です。