腎がんに対しては転移巣の有無にかかわらず,基本的に腎がんの摘出を行うことが一般的です.手術療法には大きく分けて2つの方法があります.
腎がんには一般的な抗癌剤治療は効果がないため、古くからインターフェロンを用いた免疫療法が行われていました。
2008年に分子標的薬が日本に導入されてから、初回治療には分子標的治療を行うようになり、現在は6種類の薬剤が使用可能です。
これらを用いた治療は当院では230例以上の実績があり、この分野に関しては全国でも有数の経験を有しています。
これらの薬は適切な投与が行われないと、十分な効果が得られなかったり、副作用で中止を余儀なくされる場合がありますので、多くの治療経験がある施設で行うことが重要です。
最近では免疫チェックポイント阻害剤であるオプジーボも日本でも使用可能となり、当院でも導入しています。
この薬も適切な管理が行われないと効果が発揮できないどころか副作用で中止となってしまいます。当院では類似の薬を治験段階から多数経験していますので安心して治療が受けられます。
現在行っている治験に関しては下記を参照ください.
手術が不可能な小径腎がんに対しては放射線科の協力のもと、ラジオ波焼灼術を行っています。