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入局案内 Guide

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Mission of an Ophthalmologist

眼科専門医の使命

眼科学の進歩とともに研鑽し、眼科医療に関する知識と診療・治療技術を高めることで、未熟児から高齢者に至るまで様々な眼科疾患の予防と治療を行う。

後期研修プログラム
後期研修プログラム
Specialized Program Contents and Application Guidelines

大阪公立大学附属病院眼科専修プログラム内容と募集要項

1  プログラム内容

  1. 指導理念
    大阪市のビジネス街を南北に貫く御堂筋を作った故関 一市長が設立した大阪市立大学では「国立大学のコピーではなく独自の大学であれ」という故関市長による開学の精神が今も息づいている。この精神に基づいた想像性豊かな眼科医育成を目指しつつ、大都市の抱える様々な眼疾患やニーズにも対処できる眼科医の育成をめざしている。

  2. プログラムの目的
    1. 小児から高齢者を対象とした眼科学に精通し、専門性の高い眼科治療にも対応し、世界に情報を発信できる。
    2. 一般診療所のみならず総合病院の眼科医としての必要かつ十分な技術を身につけ、将来地域で活躍できる。
    3. 診療技能のみならず、学会発表や論文作成を通じて科学的に思考できる。

  3. 研修症例の種類と量
    JR(環状線、大和路線、和歌山線)、大阪地下鉄(御堂筋線、谷町線)、近畿日本鉄道(奈良吉野線)の交わるターミナルの傍に位置し、交通の至便さから多くの症例が本基幹施設に集まってくる。したがって、眼科 6 領域である、角結膜、緑内障、白内障、網膜硝子体・ぶどう膜、屈折矯正・弱視・斜視、神経眼科・眼窩・眼付属器など疾患の種類は豊富である。基幹施設にはそれらの重症あるいは稀な症例が多く受診してくるため、むしろ医療の第一線で日常的に遭遇する疾患は少なくなる。これを補完する目的で連携研修施設で研修し、このような日常一般的に遭遇する疾患について多くの症例を経験する。

  4. 基幹施設と連携施設の地理的特徴
    基幹施設は大阪市内の南部に位置しており、JR(大和路線、紀州路線)と近畿日本鉄道(奈良吉野線)のターミナルであることから天王寺以遠の南大阪の玄関口に位置する。連携施設として、JR紀州路線沿いでは和歌山県境近くの熊取町にある永山病院、そこからさらに北側の堺市よりに位置する泉大津市立病院、JR大和路線沿いでは奈良4県境近くにある市立柏原病院、奈良県境である生駒山脈のすぐ大阪側で東大阪市にある石切生喜病院、生駒山脈を奈良県側に越えてすぐの生駒市にある白庭病院、大阪市内に位置する大阪掖済会病院や大阪市立十三市民病院、多根記念眼科病院、今里胃腸病院、さらに静岡県にある聖隷浜松病院が連携研修施設である。これらの連携研修施設では、眼科領域においては地域の中核病院の役割を果たしており、地域の医療機関からの紹介患者の診療も多い。

  5. 基幹研修施設での眼科専攻研修医出身大学の多様性
    この5年間での眼科専攻研修医出身大学の内訳は、大阪市立大学出身者よりも他大学卒業生の方が多く、近隣の近畿大学、関西医科大学、大阪医科大学、兵庫医科大学、滋賀医科大学、三重大学のみならず、徳島大学、愛知医科大学、金沢医科大学、福井大学、熊本大学、札幌医科大学など遠方の大学からも多く参加している。この10年間での新規眼科専攻研修医の総数は36名で、男女別では男性17名女性19名である。

  6. 学術面での指導体制
    基礎研究では教室内の研究室におけるin vivo, in vitro研究の指導を行う他、複数の学内・国内の共同研究やドイツのリューベックレーザー研究所との国際共同研究をおこなっており、米国やドイツへの留学機会もある。臨床研究では新しい検査器械や治療機器を随時導入し、かつ豊富な臨床症例を有することで様々な臨床研究指導を指導医が行っている。

  7. 専門研修プログラムの実施
    日本専門医機構が定めた医療設備基準に合致した専門研修施設において、研修達成目標が4年間の研修期間に達成される。研修中の評価は施設ごとの指導管理責任者、指導医が行い、最終評価をプログラム責任者が行う。4 年間の研修中に規定された学会で2回以上の発表と筆頭演者として学術雑誌に1篇以上の論文執筆を行う。

  8. 専門研修プログラム管理委員会の設置
    本プログラムの管理、評価、改正を行う委員会を専門研修基幹施設に設置する。専門研修プログラム委員会はプログラム統括責任者、専門研修プログラム連携施設担当者で構成され、研修状況の確認と随時研修プログラムの改正を協議する。

2  募集要項

募集定員: 各学年6名 合計24名/4学年
指導医合計22名であり、指導医1名につき3名までの専攻医の指導を基準として、指導できる専攻医数は22×3÷4=16.5 であり、1学年16名までの専攻医募集が可能である。各専門連携施設での専攻医受け入れは、専門研修施設群に在籍する指導医1人に対し、専攻医 3 人を超えないように調整する。
研修期間: 2020年4月1日~2024年3月31日
処遇: 身分;前期研究医(基幹研修施設)、医員(連携研修施設)
勤務時間・有給休暇・社会保険・年金・通勤宿舎手当・福利厚生:各施設の規定による医師賠償責任保険:個人加入

3  応募方法

応募資格:
  1. 日本国の医師免許証を有する者
  2. 医師臨床研修修了登録証を有する者(第99回以降の医師国家試験合格者について必要、2020年3月31日までに臨床研修修了見込みの者を含む)
  3. 認可された日本専門医機構眼科専門研修プログラムを修了した者
  4. 日本専門医機構による専門医試験に合格した者
応募期間: 2019年9月末日(予定)~
選考方法: 書類選考および面接。面接の日時・場所は別途通知。
応募書類: 願書、希望調査票、履歴書、医師免許証の写し、医師臨床研修修了登録証の写し。

4  問い合わせ先および提出先

〒545-8585 大阪市阿倍野区旭町1−4−3
大阪公立大学大学院医学研究科視覚病態学(眼科学)
 :06-6645-3867
 : 06-6634-3873
 :gr-med-ganka@omu.ac.jp
 :http://www.med.osaka-cu.ac.jp/ophthal/