検査値の意義と正常値について、できるだけ簡潔に記します。「分かりやすさ」を優先するため、若干の正確性は犠牲となりますので、より正確な情報を知りたい場合には成書を参照してください。
特殊な検査の正常値は、国家試験で示されますが、一般的な検査の場合、正常値を示さないことになっています。一般的な検血(=血球数など)の一般項目(白血球、赤血球、血小板、ヘモグロビン、白血球分画など)は正常値を覚えておく必要があります。また、一般生化学検査(電解質、肝機能、腎機能、CRPなど)や動脈血液ガス分析も、正常値は示されないので、当然知っておくべきとみなされます。基準は、覚えやすくするために簡略化してありますので、その点注意が必要です。