小児外科医を目指す方へ

少子高齢化が進み医療経済が困窮するにつれて、小児医療がますます手薄になり大きな社会問題になっています。このような時代だからこそ、将来を支えるこども達を健全に育成する必要があります。大きな夢と可能性を持ったこども達を守り育てるために「小児外科」は大きな役割を担う診療科です。

大阪市立大学では1957年に鎖肛の新生児に対して人工肛門造設術を行って以来、近畿の小児外科の草分けとして診療を続けてきました。また日本の小児外科学の草創期よりカナダのトロント小児病院などに留学し、最先端の小児医療を取り入れてきました。

大阪市立大学付属病院は平成16年から研修医の「スーパーローテート」が実施されます。医学部卒業後2年間は診療科に属さず、内科・外科・小児科・救急・麻酔科など多数の診療科で研修して臨床医学の基礎を学びます。当院または他の病院で臨床研修を終了された卒後3年目以上の医師が、各診療科や大阪市立大学大学院医学研究科に所属します。

当科に所属した医師は小児外科の臨床を習得すべく、大阪市立大学付属病院のみならず大阪市立総合医療センター 小児外科淀川キリスト教病院 小児外科などの関連病院で研鑽を積んでおります。さらに大阪府立母子保健総合医療センター 泌尿器科、兵庫県立こども病院 外科、高知県立中央病院 小児外科などで研修した医師や、オーストラリアのブリスベン小児病院で肝移植を学び、当院の移植医療に貢献している医師もおり、国内はもとより海外でも研修し活躍しています。

「小児医療」や「小児外科」に興味をお持ちの学生さん・医師は気軽にご連絡ください。またこれまで当科を含めて5部門で診療を行ってきた「大阪市立大学 第2外科のホームページ」でも「入局案内」がご覧いただけます。

連絡先

  • 大阪市立大学 小児外科(第2外科)
  • 〒545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
  • 医局TEL.06-6645-3841 FAX.06-6645-6057
  • 外来TEL.06-6645-2351
  • kids@med.osaka-cu.ac.jp

小児外科医師

  • 諸冨 嘉樹
  • 吉田 達之