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切迫流産・早産
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切迫流産・早産とは?
切迫流早産とは、流産・早産しかかっている状態を指します。
妊娠期間中に出血やおなかの張り、痛みなどがあっても、赤ちゃんの心拍が確認でき、子宮頸管が閉じていて、妊娠継続が可能な状態をいいます。
切迫流産イラスト
こんな症状があらわれます
自覚症状が無い場合もありますが、下腹部に張りや、軽い痛みを感じたり、少量の出血があったりします。
こんな検査で診断します
診断に際して自覚症状の問診がまず行われます。
超音波診断等で子宮の状態を把握し、胎児の生存や成長を確認します。
次に、子宮収縮がどの位の間隔で起きていて、その強さはどうかという点を調べます。
子宮頸部の長さを経膣超音波検査で測定することで切迫早産の程度を評価できる場合があります。
こんな治療法があります
切迫流産に限らず、切迫早産その他妊娠トラブルの治療法は「安静」です。横になって安静にしていることで、出血が治まったり、お腹の張りが治まったり症状が軽快することが 多いです。もちろん、原因によっては、子宮口縫合手術など外科的な処置を施す場合もあります。同時に内服の子宮収縮抑制剤(ウテメリンなど)を処方される場合もあります。 入院し、安静度をあげ、点滴による子宮収縮剤を投与することもあります。
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特記事項
  • 2011年2月28日更新