すてーじ

12月のお題

クリスマス ワクチン終えて プレゼント

12月の標語

 

解説

予防が肝心、インフルエンザ
 クリスマスシーズンに突入しました。インフルエンザワクチンの接種は終了しましたか?小さなお子様のいる家庭では、どう説得するか、苦労された方も多いのではないでしょうか?接種のご褒美として、「サンタさんがやってくるよ」なんて、なだめすかしながら終了した方もいらっしゃるかと思います。
  これまでは、細菌のお話を中心にしてきましたが、今回はインフルエンザですので、ウイルスのお話にします。
  まず、ウイルスと細菌とは大きく異なりますが、一般にウイルスは細菌と比べても非常に小さいといえます。一般的な細菌の1/10〜1/100程度です。また、ウイルスは、細胞の中でしか増えられないため、生物に寄生する必要があります。さらに、特定の細胞でしか増えられない場合が多く、人には人のウイルス、鳥には鳥のウイルスといった棲み分けがあります。インフルエンザウイルスの場合も同様です。
  では、なぜ、鳥インフルエンザが恐れられているか、というと、極めてまれに鳥に感染するインフルエンザウイルスが、人にも感染することがあるからです。しかも、鳥にはそれほど重症な病気を起こさなくても、人に感染すると極めて重篤な病気を起こすことがあります。これが、「高病原性」と呼ばれる所以です。ただし、人と鳥のウイルスでは、構造上、本来感染するはずのない動物には感染しにくく、万が一、人に鳥インフルエンザウイルスが感染しても、そのあと人から人に感染する可能性はさらに低くなります。
  ワクチンの効果についても説明しておきます。ワクチンは、予防接種と呼ばれるように、感染症を予防するためのものです。弱らせたウイルス(弱毒生ワクチン、単に生ワクチンとも)、または、不活化して感染しないようにしたウイルスやウイルスの一部(不活化ワクチン)に大きく分類されます。インフルエンザの場合には、不活化ワクチンです。ワクチンを接種すると、体の中で「抗体」と呼ばれるタンパク質が作られます。抗体は、ウイルスを退治するための道具です。血液中の抗体の量が一定のレベルを超えていれば、感染しにくくなることが知られており、ワクチンの効果を、抗体価で評価することがあります。インフルエンザワクチンの場合、抗体価が十分に上昇する割合は、高くとも70%程度と言われています。さらに、インフルエンザは、年によって流行する型が異なる場合があります。ワクチンを接種したのにインフルエンザに罹った経験のある方がいるかもしれませんが、このような理由によるものと考えられます。個人レベルで、発症予防を保証するものではありませんが、集団全体で見るとワクチンの接種が流行を抑制する効果があり、流行を少しでも抑制できれば、感染する機会も減りますし、重症となる可能性も低くなります。
  北半球にある日本では、クリスマス前から流行が始まり、お正月にかけて、ピークとなります。ワクチンは、効果が出るまで2週間程度かかると言われていますので、計画的に予防接種を受けましょう。

季節の標語シリーズ  

お正月 豆まき
ひな祭り 春
こどもの日 梅雨
腸内 海賊船
月見 ハロウィン
秋 クリスマス